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栄養士の今までと、これから。

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食コーチングプログラムス主催の

「食ジム」、第130回(6月2日)、

第131回(7月14日)、

第132回(8月11日)の3回は、

図らずも、栄養士の現在、過去、未来を考える

よい機会となったのではないか。

タイミングがズレたが、やはりここは、

振り返っておこう。

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第130回のテーマは

各種栄養士会が活性化しないのはなぜか、

その分析と対策を考える。」(座長/大橋)

 (会場/横浜市 開港記念会館)

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131回は、

1回で話が終わらなかったため、

前回と同じテーマで延長戦。

(座長/大橋 )(会場/横浜市 開港記念会館)

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132回は「『食と健康』に関して活躍した先輩たちから

何を学び、何を是正し、

それらをどう継承していけばよいか。」

(座長/影山なお子さん)

(会場/横浜市 開港記念会館)

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さてそこで、

各種栄養士会が活性化しないのはなぜか、

その分析と対策を考える。」から

振り返ることにしよう。

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栄養士会に限らず、活気のある組織を

魅力的、継続的に運営するには、

それ相当のトレーニングが必要。

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しかし、会社や公的機関でさえ、

前例を継承し続けているのが普通で、

スムーズな組織運営をするための講習を

管理者たちが、

継続的、定期的に受けるところはごくわずかだろう。

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ましてや予暇活動としての組織となると、

組織運営の経験のない人がほとんどだから、

「しっかり基本を学ぼう」などという発想そのものがない。

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そして、会長職の多くは輪番制。

なんとなく協力的な人を選挙や推薦で選んだりするが、

「私がやるからには……」などという

自負や使命感は弱く、

もちろん所信表明もないままに選出する。

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多くは、「もうこれ以上逃げられない」

という迷惑感をかかえたまま役員になったりする。

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そんなに嫌なら、

最初から組織などつくらなければいいのに、と思うが、

創設者の多くは、

それほどの自負や構想はなく、

ほかの地域や、ほかの学会を真似て、

あるいは、それなりに拠り所がほしい、

という願望があって、

いわば〝成り行き〟で立ち上げたりする。

行政からの促しがある場合も少なくないだろう。

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そんなこんなで、なんとなく発足して、

なんとなく継続している……というのが実態ではなかろうか。

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それでも、会員となれば、

それなりに箔がつくし、

学会誌やセミナーによる情報も、

人によってはプラスに働いている。

幸運な人は、そこで新しい友達ができたりもする。

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経済学部や文学部卒業者の多くは、

学会そのものがなかったり、

あっても、参加する必要を感じていなかったりするから、

それらに比べれば、

栄養士会の場合は、

それなりの機能を果たしていると言える。

資格で働く人の割合が多い職種の利点でもあろう。

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しかし、任意グループの運営を

長年続けてきた者から見ると、

ほとんど休眠状態にしか思えないケースが多い。

その理由をあげてみよう。

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1.集まりに活気がない。

セミナー、イベントなどはもちろん、

懇親会などにもアットホームな空気が漂わない。

その理由は、発起人や発起人グループがおらず、

引継ぎ、引継ぎでやってきた役員に

グループ運営のノウハウも、将来展望も、情熱もない。

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もちろん、役員のほとんどは、

プロデュースや司会の経験がない、

ときたもんだ。

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2.対象者への理解も寄り添いもない。

グループ運営の基本は、

参加者が、いま何を求めているかを把握し、

そのニーズに応じるための運営や企画を

行なうことである。

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ニーズは、アンケートを取っても引き出せない。

役員が、それこそ月に1回は集まって、

セミナーの講師をだれにするか、

いま求められている情報は何なのか、

そいうことを話して、話して話しまくって

知恵を絞るべきである。

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ときには、そういうトレーニングを受けてきた人や、

なぜか、そういう才能を持っている人もいるが、

任期が1年や2年では、

とても経験や才能を発揮しきれないし、

初経験の人の場合でも、

身につくような学習はできない。

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本気で会を活性化する気なら、

謝礼を払ってでも、

数年(5~10年以上)は

その任に当たってもらうべきである。

 (実際には、

そういう決定ができるリーダーが不在だが)

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役員は輪番制で、任期は1年だなんて、

人生の大事なステージとなる「予暇活動」を

舐めていてはダメ。

そんな料簡では、

とても充実した人生なんか送れない。

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3.経験者から学ぼうとしない。

前述のように、

「予暇活動」の意義を理解していないから

(ほとんどの日本人に言えることだが)、

外部の経験者から学ぼうとしない。

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人から学ぶことができるか、できないかは、

有能と無能の分かれ道と言える。

(明治維新の日本人は優秀だった。

先進国から、いろいろのシステムを学んで身につけた)

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ちなみに、ある業界の機関紙編集セミナーに招かれて

講師を務めたことがあるが、

編集関係者は、

熱海で、2日間合宿をして、

みっちり講義を受けるのだった。

それを何年も続けているという。

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そこで、次のテーマに話を移そう。

『食と健康』に関して活躍した先輩たちから

 何を学び、何を是正し、

 それらをどう継承していけばよいか。

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1960年代の前半までは、

栄養士が健康関係の書物を

単独で出版することはなかった。

医師の著書の、料理ページを担当する、

というパターンが普通だった。

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表紙の著者名は医師で、

栄養士の氏名は数ポイント小さい字で印刷されていた。

料理書などでは、名前さえ出ないことがあった。

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それが1970年代になると、

栄養士が、自身の名で本を出すようになった。

ささやかながら、

当時の『栄養と料理』も、

その風潮づくりに貢献していると思う。

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今日では、

栄養士が料理書の著者となるのは普通のことになったが、

まだ、健康や生活習慣のあり方について

論述する書物は少ない。

この分野は、

栄養学の基礎がない医師に完全に持っていかれている。

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これを黙認していてよいのか。

栄養士に意地っていうものはないのか。

フレイルや認知症予防の論述には、

「ライフスタイル」「食の哲学」「健康の哲学」などのテーマを

避けて通れないところがある。

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これは、栄養士にとって、追い風ではないか。

このジャンルに参入するには、

栄養士養成校で学んだ栄養学だけでは

もちろん、とてもネタ不足。

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「栄養学は日本人にとって、どんな貢献をしてきたか」

「栄養学はなんのためにあるのか」

「現代人にとって、栄養学はどんな意味があるのか」

「好ましい食生活とはどういうものか」……

といったテーマについて、

仲間と語り合うこと、考え抜くこと、

学び続けること。

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それが、バトンを受けるランナーとしての

栄養士の順序であり、使命であろう。

一見、絶望的に困難なことのように思えるかもしれないが、

先輩たちは、そういう道を突破してきたのである。

ここでリタイアするわけにはいかないであろう。

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さあ、バトンタッチは近いぞ!!

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# by rocky-road | 2024-08-31 23:37 | 「食ジム」

 

知らない横丁、知っている横丁。

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7月8日(月)22時に、

NHK総合テレビで放送された

『映像の世紀 バタフライフェクト』に見入った。

日本の敗戦日、1945年8月15日、

その日からの東京都内(当時は東京府)の

スナップ写真が次々と現われた。

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きのうまで空襲を受けていたその時点で、

すでに写真を撮っている人がいたのだ。

報道関係者の写真がほとんどだと思うが、

個人でも撮っている人がきっといたはず。


その人たちは、なんらかの方法で

フィルムの備蓄をしていたのだろう。

そのレベルの人は、もちろんわが家で現像をする経験を持っていた。

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815日の数日後には、

もう、進駐軍が日本の各地を撮り始める。

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なかには、すでにカラー撮影のものもある。

この差が国力の違いというもの。

この1点を見ても、

とても日本が、敵う(かなう)相手ではなかった。

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写真を趣味としていた父や兄にも、

終戦直後の写真はない。

カメラはあったが、フィルムがなかったのだろう。

(焼死体が散らばっていた本所緑町の親戚探しには、

兄はカメラを持ってはいなかった。

持っていれば、警官に没収されただろう)


終戦の当日、宮城県鳴子に学童疎開をしていた私が、

東京の焼け野原を目にするのは、

8月15日から2が月後の10月末である。

そして、写真を始めるのは、その3年後、

小学6年の正月である(お年玉で小型カメラを購入)。

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それでも、焼け野原や新橋の闇市(やみいち)、

当時の上野、銀座、日本橋の写真をいま見ると、

自分がそこにいたことを反射的に思い出す。

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不思議なのは、

その人混みの中に、自分が写っているのではないかと、

探そうとする、反応が起こることである。

撮られる可能性も、その記憶もないが、

それゆえなのか、

知らない子が自分のように見えたりするから不思議である。


ところで、番組のタイトル、「バタフライエフェクト」とはなんぞや。

調べてみると、

原意は「1羽のチョウ(蝶)の羽ばたきが、嵐を起こすこともある」という、

英語圏での比喩らしい。

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小さなきっかけが、

想像を絶する重大な結果をもたらすことがある、

という意味のようである。

確かに、世界はチョウの羽ばたきほどのささやかなことから、

思いもかけない大騒乱が起こる。

良くも悪くも、昔も今も、これからも……

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さて、テレビ番組の話はここまでとして、

このところ、確たる意図もなく撮ったパソコン内の「街」の写真を

整理して、「街」や、各地域別のホルダーに保存しつつある。

そんな作業を進めているタイミングで、

前述のテレビ番組を見ることになった。

焼け野原の東京の風景を見ながら、

ますます「街ホルダー」の編集を急がねば、

と思った。

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いまは見慣れている街の風景も、

一瞬のうちに「そんな時代もあった風景に変わる」ことを

何度も経験してきているので、

この作業には、われなりの責任がかかる。

懐古感情というよりも、

人間の生活軌跡の記録としての興味である。

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都内に限らず、いや、むしろ近隣の県のほうに、

〝古き東京〟を感じさせる風景が残っていて、

それを映像に残したい気持ちが高まっている。

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家の造り、道の幅、看板、植木……などなどには、

人々がどう生ききたか、どう生きているかという、

流動的で、長期的・継続的な行動心理が

〝ライフスタイルの標本〟として投影されているから。

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永六輔氏が言っていた、

「知らない横丁に曲がってみよう、それが旅です」に

大共感しているから、

いまも、あちこちで小さな旅を楽しんでいる。

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「デジカメの撮影容量の大きさを活用せずして、

現代に生きていると言えるのか」と、

自分に言い聞かせつつ。

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とは言え、

横丁でもなんでもない、

日比谷に、いまもあるマッカーサー司令部は、

乾いた気持では見られない場所の1つである。


ここから、ダグラス・マッカーサー元帥

(連合国軍最高司令官)が出かけるところを見ようと、

その前で待った。

速足でジープだったか乗用車に乗り込む姿を何回か見た。

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第一生命ビルは、いまもその頃の姿で存在している。

(過日、その玄関の柱に寄りかかって撮ってもらった写真が、

もう、どこかに紛失して見つからないのが悔しい)

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などということがないように、

新設した「街」ホルダーには、

古き東京、いまの東京、東京各地の写真を

蓄積していきたい。

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ふたたび東京が、焼け野原になることはないと

信じつつ……

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(食ジム131回報告は次回に)


# by rocky-road | 2024-07-17 21:10 | 大橋禄郎

 

ニッポンの心の健康度、診断基準。

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40年以上通っている医院に

服用を続けている薬をもらいにいったら、

40年目にして初めて、

身長と体重を測られた。

その結果を伝える書類を見ると、「BMI 22.6」

「体重を500g 減量」とあった。

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このところ筋肉が減少中で、

ときとぎ肌寒さを感じたりしているうえに、

ウエストが3センチ、体重が3キロ減っているので

むしろ第4群(穀類)を多めにとるようにしている

(第2群/たんぱく質はバッチリ、のはず)。

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こういう事情だというのに、ご迷惑な書類指示を受けた。

相手の状況を把握することなく、

杓子定規の基準を当てはめようとする問題点を

実体験することができた。

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ところで、

個々人の健康維持には、

早期発見・早期治療の原則が普及しているが、

国の健康、正確に言えば国民の健康チェックのためには、

どういう「早期発見法」があるだろうか。

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身体的健康度のエビデンスであれば、

もちろん、特定保健指導の現場に集まる数値などを

チェックすれば、おおよその傾向はわかるし、

そもそも、すでにわが国は、

世界的な長寿国であることは周知のこと。

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しかし、個々人の心の健康、モチベーションの強度を

早期診断する方法はあるのだろうか。

そのチェックポイントを大橋案としてあげてみよう。

基本的には個人的傾向として見るが、

やがてそれが社会的傾向となるとき、

多発化、重症化が始まったと見ていいだろう。

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心の健康、早期発見チェック項目

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【行動、コトバづかいの傾向】

顔見知りの人と会ってもあいさつをしない。

 昔は、家に向かって歩いていると、

 「お帰りなさい」と声をかけてくれる人が

 少なくなかった。

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それ以前に、自分の住む街を

1人歩きするときの表情が素っ気ない。

(無表情)

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自分の考え、専門分野の知見などを

述べるときにも「……かな」をつける。

……こんなデータもあるので、確かかなと思います」

「いま、緊急事態かなと、言えるんじゃないかなと……


国のあり方について、話し合う人が少ない。

 親や大人が子供に説くことも稀。

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ていねい表現と平易表現の区別があいまいに。

 (テレビのニュースで)「熱中症に気をつけてほしい」

 とアナウンサーが読みあげる。

(「ほしい」は個人的欲求。

ニュースや予報で視聴者に伝えるなら、

社会的表現で「熱中症に注意が必要でしょう」

とでも表現していただきたい

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「ほしい」は、NHKがインタビュー相手のていねい表現を

誤訳する、日常的な例。

インタビューを受けた人が

「ぜひ、当地においでいただきたい」と言っているのに

「来てほしい」または「来てもらいたい」と言っていました……と。

(発言者の人格を下げることに)

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【身だしなみの傾向】

身だしなみにウチ、ソトの区別がなくなる。

 肌着や室内着、ご近所身なりで公共施設(バス、電車、飛行機

 コンビニ、スーパー、病院など)。短パンサンダル履き……

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通勤電車や通勤バス内でお化粧をする、熟睡する。

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ダブダブの衣服が流行する。

駅の階段などを、スカートやズボンの裾で

掃き清めている人を見かけるが、

メーカーも個人も気にしていない。

(あれでわが家に上がるのか)


目にかかる髪や、ボサボサの髪型で

 テレビなどに出演してもノーチェック。

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社会的傾向

国民の政治への関心が弱くなる

 (投票率が下がる)。

政党の結束力の低下(リーダー不在)。

政権を担うだけの支持を受けてもおらず、

その気概もない野党が、

政府批判だけで存在し続ける。

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マスメディアの格調が落ちる。

政府、行政批判、スキャンダルを好む。

(有権者、視聴者、読者の品格の反映の要素もある)

そうではないメディアも存在するが。

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国の安定、発展、アイデンティティなどを軸足とした

 評論家が少ない。

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(幸い、犯罪は長期的には減少傾向。

コロナ明けでやや増加。

人口10万人あたりの犯罪率は0.23で、

国際比較では末尾のほう。

ただしネットによる知能犯は増加傾向。

長寿国として競うことの多い韓国や香港よりも、

日本の犯罪率は低い)

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かくのごとく、国の心の健康を

考えたり、案じたりするライフスタイルは、

あまり深刻になり過ぎない範囲であれば、

モチベーションの1つとなって、

あなたの心の健康にはプラスとなるだろう。

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そこで最後に、「ニッ」とほほえんでみよう。

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ありがとう。

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お幸せに。

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# by rocky-road | 2024-06-28 21:42 | 大橋禄郎

 

持て余さない人生のカタチ。

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(鳩の写真撮影/甲斐和恵さん

2024年5月19日(日)の《ひろしまコミュニケーション教室》から、

6月5日の誕生日までの19日間に、

宿泊を伴う4回の出張があった。

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このところ「人生を持て余す人が多い」と指摘し続けているが、

この間のわがスケジュールに関しては、

「人生に追われ過ぎている」という感想を持った。

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その内容は、以下のとおり。

*5月18日~20日 広島。

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セミナー後、広島の夜の街歩きを楽しみ、

翌日は、こちらがリクエストした、

尾道にある《耕三寺》と《未来心の丘》を見物した。

そして、現地の2か所に宿泊。

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*5月28~29日、軽井沢行き。

海友(うみとも)のお嬢さんが、

当地のホテルで結婚式を挙げるということで、

主賓として招かれ、久々に結婚式に参列した。

《ル・グラン軽井沢ホテル》泊。

新緑が見事な軽井沢だった。


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*6月1日、パルマローザ主催、

恒例のバースディ・スペシャルセミナーが

《横浜市技能文化会館》 で。

演題は人生100年時代における

〝モチベーションアッパー〟の存在意義とアクション。』 

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充分に温めているテーマなので、うれしい限りではあるが、

スケジュールに追われて、

テキスト作りの時間の捻出に骨が折れた。

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が、なんとか、まとまって、

みなさんのモチベーションをあげることができたか。

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(当地、《ホテルコメント 横浜関内》泊)

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*6月2日、横浜市開港記念会館で、

食コーチング主催の《食ジム 第130回》

テーマは『各種栄養士会が活性化しないのはなぜか、

その分析と対策を考える。』

進行プロットは……

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1.各種栄養士会や栄養士サークルが開催するイベントに

参加して感じたこと。 

「ここがよかった」「ここが△〇だった」……

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2.パルマローザや食コーチングのイベントに

初めて参加したころ、まず感じたことと言えば……。

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3.私は、日本・地域の栄養士会の会員で

「ある」or「ない」……その理由。

そして、学会誌についての感想。

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4.「栄養士」としての拠り所、職業意識、

社会的使命、プライドとはどういうものか。

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5.日本の栄養士の職業意識や活力を高めるためには、

どのようなアクションプランがあるか。

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ここでは座長を務めたが、進行表にある1~5項目のうち、

「2」でタイムオーバー。

みなさんの発言が多く、大いに傾聴すべき指摘があった。

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ここは、「時間」を理由に後半をカットするのは野暮で、

残った分は、次回の《食ジム》で、じっくり論じ合うこととした。

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*6月5日、本人の88歳の誕生日。

影山なお子さんの呼びかけで、

有志が集まってくださった。

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横浜の《ホテル ハイアットリージェンシー》でランチをいただき、

そこで1泊。昼に参加できなかった方も加わってくださった。

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翌日も、この日だけOKという方々が駆けつけてくださった。

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以上の数日間、年齢の話は何回も出たが、

自分からは「米寿」というコトバを使うことは避けた。

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日ごろから、干支は3000年前の中国の暦と年齢尺度。

人生100年時代の日本で、

こんなものを使っていてはダメ、と言っているので、

いまさら「私、米寿なんです」なんていうことは言えない。

しかし、両親を含め、一族では最高齢にはなったことは

近しい人に伝えた。

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若いころ、「自分の寿命は63歳(父の寿命)」と言っていたが、

それを大きく超えた。

最近会った知人のドクターも、

〝遺伝説〟信奉者で、

人の健康や寿命は、遺伝的要素が大きいと、

力説していた。(ご自身も父親より20年も長生きしているのに)

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かねがね、医師は栄養学に弱いと思っていたが、

またまたそのことを実証してくれた。

医療関係者には、ハワイの日系人の食生活と健康、

家森幸男先生(武庫川女子大学名誉教授)による

ブラジルの日系人の食生活に関する研究などを

ご存じない人が多いことだろう。

医師が信じるのは医薬品の効果だろうか。

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しかし、いまの栄養学の常識(一部、大橋説)は、

「人種や血統による健康への影響よりも、

生活歴、食事歴、モチベーションの持続性のほうが

大きいケースが多い」である。

医薬品の効果は、それに付随してある。


かくして、激動の(?)の19日間が過ぎた。

どれも楽しいことばかりだから、

苦痛を感じることはないが、

ランチ後の〝シエスタ〟がなかったので、

睡眠欲求がついて回った。

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6月1日のセミナーでは、

心の栄養としてのモチベーションの大切さを強調したものの、

これをもって、世の中の多くの人が、

同様のモチベーション環境にあると思ってはいけない、

と自省した。

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「人生を持て余す人が多い」のは事実だが、

いま、それを言っても対応できない人が多い。

人生は、長年にわたって積み上げる砂山だから、

高い山を造ろうと思ったら、

土台となる底部を広く取って、

砂を叩いてしっかり固めて築く必要がある。

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2024年3月4日の『読売新聞』の人生案内に

「88歳 〝終活の教科書は〟」という相談が載っていたが、

回答者の樋口恵子さんは、

「円滑に小学校に進めるよう、国が手引きを作って、

就学前の子どもの入学準備を進めているように、

高齢者への『老いを迎える準備教育』を提唱したい」

と述べている。

なかなかのアイディアである。

問題なのは、

そうした準備教育のためのカリキュラムをだれが作るか、

そして、指導士をどう養成するか、である。

ふと、そんなマニュアルを作ってみたいと思った。

ああ、

やっぱり、残り少ない時間を、

どう効率的に使うか、である。

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「時間をじょうずに使いこなすトレーニングが

しっかりできているのかね?」

もう1人のロッキーが、こう迫ってくるのである。

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# by rocky-road | 2024-06-10 23:31

 

フォトコンテスト、入選発表。

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パルマロー主催の

写真教室(2024年4月29日)の成果のアカシとなる

フォトコンテストを、ことしも行ないました。

今年は、インドアでレクチャーを行なったり、

ランチをしっかり楽しんだりしたため、

結果として、撮影時間が少なくなりました。


そのため、撮影地は大桟橋周辺に釘づけとなり、

撮影チャンスが時間的にも地域的にも

狭まったように思います。

懸念していたとおり、

「銀賞」「金賞」に値する作品は見つけられませんでした。

これは、明らかに主催者側の反省点、

お詫びします。


とはいえ、作品の評価は、

歴史に恥じないようにせねばならず、

心を鬼にして選考しました。

その結果、今回は「金、銀、銅」のランキングで

銅賞」が最高位とならざるを得ませんでした。

以下、各作品について講評をします。

          選者 大橋禄郎


銅賞

佐藤由起子さん (東京都)

「くじらの背中、第6区、爆走。」

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選評

被写体におんぶをしない、自分なりの切り取り方を

評価したい。一見、絵としては暗いが、

中央に走る子を収め、

大きなステージのカタチを〝表現〟している。

日ごろの構図勉強の成果か。

タイトルはダラダラとした説明で不可。

マイ・ステージ」くらいに、さらっと行きたい。



銅賞

高藤 法子さん(山口県)

「たくましさは両者引き分け」

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選評

シーサイドに特設されたボリタリング用の壁を

登りきる直前の2人を、よいタイミングでスナップショット。

ここがシーサイドだとわかるように撮るには、

右側に見えたはずの海を入れると、

赤レンガ付近の臨場感が出たろうが、絵の迫力は弱まる。

判断のむずかしいところ。

タイトルは、見たまんまで、かつ説明し過ぎ。

平和な戦い」「人生、どう争うか」はいかが?



佳作

奥村 花子さん(東京都)

「誰よりも高く!!

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選評

おなじみのジャンプ写真。

ジャンパーのポーズ、カメラアングルがいい。

だれもが感じるだろうが、カーディガンが顔を隠したのがおしい。

こういうときは、すぐに撮りなおす根性が必要。

バックの人(しゃがんでいる人も)がいないタイミングを

選べなかったか。

タイトルの「誰よりも高く」は、絵の内容に合っているのだろうか。

私と、みなとの未来」とかは?



佳作

甲斐和恵さん(神奈川県)

「眠らない港町」

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選評

手ブレしやすい夜景を、適切な構図で撮っている。

海面の反射の写し込みもうまくいっている。

もう少しマイナス補正をすると、

空の青みが消えて、〝夜らしさ〟が際立ったかもしれない。

タイトル、そのとおりなのかしら?



佳作

影山なお子さん (神奈川県)

「『ハマ』を支える観光産業 復活」

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選評

社会派的報道写真としての価値はある。

複雑な地形をジャストフレーミングで切り取っている。

「きれい」や「ほほえましい」が選考基準になりがちな

巷の写真教室後のコンテストでは、損をしたかも。

タイトルも報道写真そのもの。

もう少しシンプルに「にぎわい復活 大桟橋」では?


―――――――――――――――

その他の応募作品


岩田 博美さん(神奈川県)

Mon~

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選評

被写体の動作、タイトルの意味、

どちらもわからない。

親子は争っているようにも見えるし、

抱き上げようとしているようにも見える。

これを撮った理由を知りたい。



三奈木博文さん (東京都)

「お休み」

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選評

ほほえましいショット。

この子の将来のためにも、

プリントして保存しておきたい1点。

コンテスト用の「作品」にするには、

もう〝ふた息〟ほどユニークさを出したい。

タイトルも、まったく力んでおらず、

一緒に眠気を誘ってくれる。



永野幸枝さん(千葉県)

「パパとママの佳き日」

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選評

怖い写真、または淋しい写真だ。

ベビーカーが海に落ちそうだし、

育児放棄の両親が、

わが子をここに置き去りにしたのか。

タイトルからも判断ができない。



米澤須美さん(東京都)

「春宵の空中散歩」

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選評

ロープウエイで空中散歩をしている様子を撮ったらしいが、

ワゴンが闇に溶け込んでしまって見えない。

手前のツツジ(?)の露出に合わせたら、

ワゴンは消えてしまうだろう。



三奈木麻弓さん(東京都)

「ランドマークは、私のもの」

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選評

なんとも不完全なトリック写真ではなかろうか。

ラウントマークタワーを手のひらに乗せている、

というトリックのつもりなのだろうが、

その前にパネルがあって、

そのことさえ表現できていない。

「作品」にはほど遠い。

タイトルも美しいとは言えない。



三宅理江子さん(神奈川県)

「ハマ風」

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選評

港の風景として作品化はされている。

バックのベイブリッジの収まりもよい。

曇り日のフラットな風景の中で

旗の赤が効果的。

ただ、作品とするには、

主役級の〝何か〟がほしい。



奥村春弥くん

「蝶の旅立ち」

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選評

動きの速いチョウをジャストピントで撮った意欲がいい。

花とチョウを表現するには、

もっと近づいて、バックの道路やガードパイプを外す。

そのためには右側から狙うとよかった。



――――――――――――

以下の作品は、

応募期間を過ぎたため、選考対象とはせずに、

作品と講評だけを追加します。  

この場合は「選評」ではなく、「講評」にしました。



田中 里実さん(広島県)

タイトル

「狙う!決定的瞬間」


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講評

撮影中のカメラマンの真剣な様子は

コンテストの応募作品によくなる。

少し離れたところから観察するクールな視点は、

カメラマンスピリットを感じさせる。

作品としての味を出すには、何を撮っているかを示す必要がある。

動物か、子供か、モデルさんか……

その対比から作品としてのおもしろさが生まれる。

タイトルは、「狙う」か「決定的瞬間」か、どちらか1つでいい。

そして、カメラマンとは〝決定的瞬間〟を〝狙う〟のが基本。

感嘆符のあとは1字あけて、右に傾けよう()。

「狙う 決定的瞬間」



深津惠子さん(東京都)

タイトル

「なぜかデジタルが好きな二人」

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講評】  

写真論としては「何を撮りたいか、テーマを示せ」

ということになるが、バラバラ感も立派なテーマになりうることを

教えてくれる作品。見事に現代社会を切り取って作品化している。

応募期間内に出せば、佳作以上に選ばれたか。

やや露出オーバー。

タイトルで作品を説明してはダメ。

ここは「世界は私のために」または「一人ぼっち」


# by rocky-road | 2024-05-15 22:19 | 写真教室