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コロナ禍の次は「戦禍」かも。

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コロナウイルスの災禍は、

人類に、そして人それぞれに

いろいろの教訓を与えているが、

私にとって、もっとも大きな教訓は、

「備えなければ憂いあり」ということ。

(「備えあれば憂いなし」の反対)

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予防ワクチンの開発は、

現在のところ日本は完全に立ち遅れている、らしい。

日本の開発事情を伝える報道は、不思議なほどにない。

コロナ感染者を毎日伝えるのと同じくらいに、

ワクチンの自国開発状況は、かなりの情報価値があると思うが、

マスメディア側には情報提供の意志はまったくないらしく、

伝えるのは外国の開発事情ばかり。

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競争に負けたり、生産過剰になったり、

副作用が出たりした場合のリスクの問題なのか、

それ以前に、そもそも開発能力の著しい低さなのか、

そのあたりの情報がまったく伝わってこない。

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日本での開発を促すためには、

「〇〇製薬はいま△▽の状況」などと、

伝えてもいいくらいだ。

開発中の製薬会社前にテレビカメラを据えて、

毎日、レポートをすれば、どれだけ話題性があることか。

ワクチンを開発しないのであれば、なぜそうなのか、

製薬会社の人にインタビューすればいいのに。

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いやいや、

実は「嵐の前の静けさ」で

極秘裏に製薬会社のいくつかが、

完成1歩直前というところに来ていながら、

逆転の1発を狙って、

あえて沈黙を守っているのか、

そんな可能性にも期待をしたい。

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そのような発想は楽観論そのものであって、

現実はそれどころではなく、

開発競争のスタートラインにもつけず、

「人の弱みにつけ込むのはよくない」という、

いわば武士の情けが働いて、

報道機関は、あえて視線をそらせているのかもしれない。

成熟社会期に入った日本および日本人は、

現状突破のモチベーションを失っていることは確かだ。

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いずれにしても、

この現状を重く重く受け止めるべきである。

コロナウイルス対策の問題にとどまるのではなく、

今後、日本に起こりうるいろいろの災禍を想定すべきである。

視線をそこに向けなければ、

コロナ禍から、なんの教訓も得なかったことになる。

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宇宙には何億、何十億という流星があって、

地球から観測できるシシ座流星群だけでも、

1時間に数万個だという。

大宇宙から地球目がけて飛来する流星もあるはずで、

巨大流星が地球に落下すれば、地球は、ほぼほぼ全滅。

天体観察をする人の中には、

そういう想定をして観測を続けている人もあるとも聞いた。

何億年に1回の確率だとしても、ありうることである。

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しかし、流星の落下や、コロナ以外の感染症の流行に比べて、

はるかに確率が高いのが「戦禍」である。

すぐ近くに、世界のリーダーになろうとする国が現われて、

高いモチベーションを露わにしている。

領海を広げ、それを既成事実にしようとし、

そこに入ってくる者を攻撃してもよい、

という法律を作ったし、

実際、軍事力を日増しに強化している。

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この状況を

のちに振り返ったとき、

「あの時点で、すでに戦争は始まっていたのに」

などと、後悔しないことを祈るばかりである。

公海を「自分の海だ」と主張することは、

制海権の固定化そのもので、すでに戦闘行為である。

外へ外へと膨張を続ける中国は、

国際舞台に躍り出たころの日本の状況と重なるところがある。

もっとも、そのころの日本だったら、

身近な国のそんな横暴を黙って見ていることはなかった。

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中国の覇権傾向は、コロナの襲来と違って、

一挙手一投足まではっきりと見えている。

(コロナだって「武漢発」とわかっていた?)

武漢でコロナウイルスが広がった段階で

ワクチンづくりを始めていればよかった、と

いまならだれもが言えるが、

そのときは、地球人のすべてが、な~んも考えてはいなかった。

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戦禍抑止も、コロナワクチン同様、

アメリカに頼りきっているが、

いまのアメリカは、自国内がザワザワしていて、

とても日本のことなど構ってはいられない状況。

それでなくても、アメリカ国内には中国系の諸組織が、

がっちり根を張り巡らせていて、

バイデン政権になってからは、さらに勢いづくと見る人が少なくない。

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ということであれば、

日本のマスメディアは、

製薬会社を取材するチームと、

防衛省を取材するチームを編成して

コロナワクチン開発状況と、

中国の日本進出と、それに対応する状況を、

それこそ日報として、連日、国民に情報を伝えるべきだろう。

それ自体が、ワクチン対策、「戦禍」対策になる。

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自衛隊は、この状況に対処していないはずはないから、

秘密を隠すことは承知のうえで、

「そこをなんとか」探ってみたい。

もちろん、ホームページからはなにも得られない。

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もっとも、そういうことは、いかにも間接的な、

遠回りのアクションであって、

いまこそ、コロナが怖いか戦争が怖いか、

緊急事態世論調査でも行なって、

国民を「平和ボケ」から覚ましておく必要がある。

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あきらめの早い日本人にとって、

敗戦というのは致命的ショックとなったようである。

1回負けると、もうどんな理由であれリターンマッチはなく、

「戦争はいけない」となって、思考が停止してしまう。

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それをアメリカの占領政策のおかげだという人がいるが、

それよりも、

世間体を気にする「他律的日本人」の側面という要素のほうが大きい。

「戦争はいけない」「平和がいちばん」といっていれば、

「いい人」に見えるから、ゆるく生きていけるのである。

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一方、中国は、これまで世界から軽んじられてきたし、

それ以前から、しばしば国内で戦争を繰り返してきているので、

「平和がいちばん」と考える人も多いはずだが、

リーダーになる人は別で、

国内を静かにまとめておくためにも、

今度こそ、世界のリーダーになろう、

マスクやコロナワクチン、医療技術、

そしてカネと軍事力によって拡大を続ける。

けっしてめげない、強心臓の人たちである。

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香港はすでに一国二制度を反故にされて、

中国の支配下にされようとしているし、

次は台湾、そして尖閣諸島がターゲットである。

かれらには「平和的に」「根気よく話し合って」という発想はない。

コロナ予防ワクチンの日本開発をあきらめたとしても、

「戦禍」を避ける対策、

「虐待」や「排除」を避ける対策は

すぐにでも始める必要がある。

「戦争はいけない」と言い続けてきた人は、

結果として、

「戦争に巻き込まれよう」「他国の支配下に置かれよう」

「自由を束縛されよう」と主張してきたことになる。

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「戦争は日本だけが起こすもの」

「太平洋戦争は日本だけの意思で起こった」

「平和憲法を守っていれば戦争は防げる」と

本気で思っている幼い大人たちは、

実は戦争を誘発する「危ない人たち」である。

なぜなら、そういう感性こそ、

攻める側にとって申し分のない条件である。

そこへ「コロナ」である。

いまは絶好のチャンスと見ていることが、

かれらのアクションの1つ1つから読み取れる。

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緊急事態宣言の延長は、

世界の危機であることに加えて、

日本の危機であることの再宣言と受け止めて、

視線をコロナウイルスの向こうに見えるものにも

向けようではないか。


by rocky-road | 2021-02-03 21:36 | 新型コロナウィルス  

日本に降る雨にオピニオンはあるか。

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2020年67日(日)の

パルマローザ スペシャルセミナーに向けて

テキストづくりを始めてしばらくして、

コロナ騒ぎが始まった。

テキストづくりに専念できるという点では、

ステイホームには利点もあった。

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セミナーのタイトルを

健康支援者がオピニオンリーダーとして、

社会的に、しかるべき役割を果たすための

アクションプラン。」としたために、

テレビに登場する感染症系の医師の

「オピニオンリーダー度」を

図らずも評価する癖がついた。

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「オピニオンリーダー」とは

「集団の意思決定(流行、買物、選挙など)に関して、

大きな影響を及ぼす人物」のことだが(Wikipedia)、

テレビに登場してくるその道のプロは、

「意見」がない。

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意見のない人の顔や氏名は

何回見ても覚えられない。

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「マスクをしろ」

「マスクはこのように着脱せよ」

「人と話し合うときは90度の角度を保って」

などなどは「意見」ではなく、

専門家としての基礎的スキルである。

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オムレツの作り方、ミルクセーキの作り方を

伝えることが「意見」ではないように。

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そうか、ドクターというのは

おおむね技術者または職人であって

オピニオンリーダーではない。

昔から「医は仁術なり」というコトバがある。

その意味は、医師は病気を治すだけではなく、

思いやりをもって、患者を支えること。

「仁」(「じん」とも)は

「いつくしみ」「思いやり」のこと。

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今日の内科系の病気の多くは

薬が治すのであって、

医師はその薬を選ぶプロ。

なのにときには、

医師が「○○の薬、飲んでみる?」

などと患者に尋ねたりする時代である。

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オムレツ作りにも

ミルクセーキ作りにも

意見や思想を加味することはできる。

それが一級のプロというものである。

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「この世界的な危機をどう乗り越えたか、

もちろん運ということはあるでしょうが、

何年後かに、

『私はこのようにして自分を守った』と

誇りもって人に言えるような行動をとるのは

カッコいいことではないでしょうか」

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「自粛が辛いなんて、

これほど通信機器が発達した時代に、

家ではすることがない、なんて思う人生は

あまりにもシンプル過ぎる。

そういう人生を見直すことに、

このステイホームを活用してはいかがですか」

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くらいのことを言うドクターが1人や2人、

いてもいいのではないだろうか。

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ヘップバーン主演の『マイフェアレディ』に

大好きな場面がある。

スラム街で、行ずりの人に花を売って

その日暮らしをしている女性の、

あまりにも粗雑なコトバづかいに感心して(?)、

言語学者が「あの子に正しい国語を教えられるか」と

友人の学者と賭けをする。

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夜中に及ぶ特訓に次ぐ特訓で、

イライザ(花売り娘)はバテる。

そのとき、ヒギンズ教授(男性主演)が

イライザに近づいて、こう諭す。

「よく考えてごらん、

君がやろうとしていることを。

荘厳で格調の高い英語は最大の国民的財産だ。

英知あふれる高貴な思想が込められた、

かくも音楽的ですばらしい言語なのだ。

君はそれを征服するのだ。

きっと成し遂げられる」

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この励ましでイライザは生き返る。

この場面での茫然自失と共感を表わす

ヘップバーンの表情がすばらしい。

そして、いままで発音できなかった

このフレーズを美しく発音できるようになる。

The rain in Spain stays mainly in the plain.

(スペインの雨はおもに平野に降る)

教授「なんだって?」と、

急に発音できるようになったイライザの一言に耳を疑う。

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ヒギンズ教授のこのコトバ、

これぞ「オピニオン」の原型。

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「考えていかなければならないのかな?」

「いいんじゃないかな?」

「自粛を続けることが大切なんだろうと思います」

なんて自信なく言っている日本人たちを、

ヒギンズ教授に諭してもらいたい。

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「よく考えてごらん、

 君が使っている日本語のことを。

 荘厳で格調の高い日本語は、

 最大の国民的財産だ。

 英知あふれる高貴な思想が込められた、

 かくも音楽的ですばらしい言語なのだ」

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さて、セミナーの話に戻って、

栄養も健康も、

ただバランスだ、健康寿命だ、

とお念仏にしてはダメ。

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「栄養のバランスを考えることが

人生においてどういう意味があるのか」

食材にしろ調味料にしろ、

茶碗にしろランチョンマットにしろ、

物質は物質以外の何物でもないが、

それらを情報化することは

「オピニオン化」することでもある。

感染症関係の職人たちにも

オピニオン力を鍛えていただきたい。

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6月7日のセミナーに

感染症関係の職人の来訪があることを

いささかも拒むものではない。

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by rocky-road | 2020-06-01 22:00 | 新型コロナウィルス  

免疫力や話力について問いかけます。

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コロナ騒動に関して、

このブログでも「免疫」と

食事との関係などについて私見を述べた。

また、

426日に予定していた

「食コーチング 講師養成講座」が

コロナ騒動のために延期となったために、

ここでも受講者28名の方々に、

2回にわたって、

メール形式の課外講話を行なった。

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そのメインテーマは、

「免疫」というコトバと

「免疫力」というコトバの意味やニュアンスの違い、

免疫や免疫力は、

食事や栄養とはあまり関係のないということ、

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したがって、

栄養士や健康支援者が、

いろいろの人から

「免疫力を高める食事法を教えてください」

と言われたとしても、

この問題は栄養学の領域ではないことを

健康支援者自身が自覚しておく必要がある、

というようなことをお話しした。

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少しダブルが、

おさらいをしておこう。

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少なくとも、

「免疫」の定義を頭に入れておく必要があるだろう。

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 【免疫】とは、

 「生体が自己と異質な物質を識別し排除する

 現象およびその機構。病原体や毒素、花粉、

 ほこりその他の外来物、他人の臓器、

 自らの変異したタンパク質などの異物は

 抗原として認識され、

 生物防御機構として免疫が発動する。……

 

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 ……これにはマイクロファージや

 その他のリンパ系細胞が直接抗原に

はたらきかける細胞性免疫と、

 抗体を産生して体液中に放出する

 体液性免疫(液性免疫)とがある。……

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 ……抗原の侵入によって免疫力が発動するものを

 獲得免疫というのに対して、

 生まれつき備わった抗体や

非特異的なナチュラルキラー細胞の働きによるものを

 自然免疫と呼ぶ。」(以下略)

 (百科事典『マイペディア』電子辞書版による)

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「食コーチング 講師養成講座」受講者には、

「免疫力を高める食事法を教えてください」

という質問があるだろうから、

そんなとき、どう対応すればよいか、

参考になる対応策があったら

教えていただきたいと、

声をかけておいた。

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およそ50案あまりの応募があった。

さすがは食コーチングの研修を受けた人たちのこと、

いきなり「なによりも栄養のバランスです」とか、

「食事ではコロナウイルスの感染は防げません」とかと、

即答してしまう人は少なく、

まずは、質問の意味を確かめる、

いわば逆質問をする人がほとんどだった。

以下は、その中の一部。

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*「外出される機会がおありですか」

*「ふだんから気をつけていらっしゃることはございますか」

*「毎日3食、定刻にお召し上がりですか」

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これらの問いかけには、

もちろん、次の問いかけ、

さらには、その次の次の問いかけくらいまで

用意されているのだろうが、

それにしても、問いかけが遠回りすぎる。

あたかも、コンビニに行きたいのに

まずは交番への道を聞いているような感じ。

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相手の誤りを正すためには、

その人の情報源をさぐりたいと思うのは好ましい。

*「テレビや雑誌、新聞など、

 コロナに感染しない食事法について、

 情報をご覧になったのですか」

*「食事で感染を防げるなら、

 ワクチンや薬の開発を急がなくてもよいと

 思いませんか」

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こんなふうに応じるには、

なによりも、栄養士自身が、

食事や栄養によって

免疫力を高めることはできないか、

きわめて困難であることを

しっかり認識しておく必要がある。

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多くの関係者に見られるのは、

「免疫」と「基礎体力」との混同である。

さっきの「免疫」の定義を見れば明らかなように、

免疫は生体内のいわば本能的機構。

たんぱく質を多くとれば、

短期間に本能が変化するというものではない。

(ワクチンは人為的な免疫補強)

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これに対して、

食事でなんとかなるのは基礎体力。

感染はしても、

気力・体力がしっかりしているとか

基礎疾患や既往症がないとか、

つまり健康状態がよいと、

重症化はある程度抑えられる、という。

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ウイルスの立場から見れば、

自分がとりつく島の健康状態など、

見極めるヒマはないはずで、

一発勝負、近づいた人に

何らかの粒子に乗って飛び込む。

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そこで宿主を殺してしまえば、

元も子もなく、自分も死滅する。

が、微生物の世界では

個人プレーはなく、

多数のウイルスがワンチームになって、

たとえ宿主が遺体となっても

一部が別の宿主を見つけて、

リレー式に生存を続ける、

ということであろう。

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おさらいはこれくらいにして、

こうした考え方を

「メール形式の課外講話」として

受講者に送信したが、

いま学校やその他のところでは

「オンライン授業」「オンライン出演」が

行なわれている。

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が、これにはいろいろと弱点がある。

その理由は、

*レンズがワイドなので、顔がペタンコに見える。

 (人権侵害級の画像に)

*「表情表現」が不得手な人が多い(日本人はとくに)。

*雑然としたプライベート空間は、公開に不向き。

*教員も各分野のプロも、日常会話が苦手。

*先生が生徒に

「きょうは、聞いてくれてありがとう。」

 だって、なに、それ。そこまでおもねるなよ。

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こんなにリスクがあるのなら、

静止画像を適宜使って、

メール送信したほうが、

相手の時間拘束がない、反復閲覧が簡単、

話下手が際立たない、

などの利点が多くていいように思う。

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さらに話を広げれば、

最近、はやっているアメリカ式「プレゼン」にも

異議がある。

講師が原稿を持たずに壇上に立って、

右左に動きながらしゃべる。

落ちつかない、内容がしっかりと頭に入りにくい、

話が散漫になりがち、など、利点はほとんどない。

日本人の場合、ああいう状態になるのは

トイレを我慢しているときくらいである。

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着席している人に向かって話をするのに

自分だけが歩き回る不自然さ、

この形式を生み出したアメリカ人に聞きたい、

「そんなにじっとしていられないの?」

友人で科学ジャーナリストの工藤昌男さんが

昔、ビデオカメラが売り出されたとき、

うまいことを言った。

「ますますスチールカメラの価値が増す」と。

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その理由は、世の中のものはみんな動いている。

それゆえに、それを静止状態で記録することは、

どれほどすばらしいことか。

だからビデオができてから何十年たっても、

スチールカメラはなくならない。

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日本人には、

オンラインコミュニケーションは向かない。

(組織内会議のことは知らないが)

少なくとも、いま程度のメカでは……。

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それよりも、

静止画を中心にして、

どうしても音声が必要なら、

タイムラグのない電話によって

遠隔コミュニケーションを行なうこと。

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そして、

壇上でソワソワと動く

スピーチ(プレゼンテーション)は

やめる。

さらにさらに話を広げれば、

近年の日本人男性のしゃべりが

幼児化していることを

自覚しなければならないだろう。

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コロナ騒動に関して、

いろいろの人が発言しているが、

ある飲食店の店主は、

「当店にとって危機というか、

壊滅的状況じゃないかと……」

とテレビ取材に応じていた。

「……というか」「じゃないか」などと

語尾をボカすな。危機そのものではないか!

もっと危機感を表現せよ!

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そして、日本を代表する、

大、大、大手の社長も、

こんな発言をしゃぁしゃぁとする。

「リーマンショックをはるかに上回る

状況ではないかな、と思います」と。

「……かな」なんて、

幼児のような独白的語尾はやめろ!


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コロナ蔓延に加担したとされる

WHOの改革はもちろん、

国連には多くの機関があるが

ILO WHO UNESCOなど)、

各機関のトップになっている日本人はいないそうだ。

拠出金が第4位だというのに。

免疫力や話力について問いかけます。_b0141773_20345426.jpg

まさしく、人望のなさ、

コミュニケーション能力の低さ、

それ以外に理由は見つからない。

「……というか」「……かな」(前出) 

「起こりうる可能性」(テレビ出ずっぱりの医師)

「いわゆる感染」「いわゆる公共機関」

「いわゆるビジネス」(ニュースショーのキャスター1名)

なんて言っている場合か。

ここにも大きな危機があることを

忘れてはならない。


by rocky-road | 2020-05-18 20:43 | 新型コロナウィルス  

コロナのおみやげ話。

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「食コーチング 講師養成講座」の
4月の予定が延期になったので、
受講者に、メール形式の課外講話を送信した。

このところ、「食事で免疫力を上げよう」という、
いわば便乗型食事学を説く本が
出始めたという事例をあげ、
その「にわか振り」のおかしさを指摘した。

そもそも「免疫」とは何か、
という国語的解釈についても触れた。

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この講話の最後に、
栄養士としては、
「免疫力を高める食事法を教えてください」
という質問があるかもしれないから、
心と情報の準備をしておいたほうがよい、
というお話をした。
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そして、もし「よい問いかけ方」、
もしくは「よい答え方」があったら、
講師まで提案していただきたい、と結んだ。

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その回答を待つまでもなく、
世間もそれなりに対策を講じている。
NHKはさっそく「ためしてガッテン」の
スポットで、ビタミンDを含む食品、
キノコや魚をとるとよい、とやっていた。

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そればかりか、
栄養士向けの専門誌までが、
「栄養のチカラで、難局を乗り切る」と
アピールする始末。

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予想どおり、
栄養士の現場では、
コロナ対策の相談があると言う。
それに対して、
どんな回答例をしているか、それも耳に入った。

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*「偏った食生活にならないように
  普段から注意すること、
  そして運動不足にならないようにすること、
  こうした小さなことの積み重ねが、
  免疫力アップにつながります」

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*「テイクアウトを利用して、
  いつもとはちょっと違う食シーンを
  楽しみましょう」

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*「野菜を積極的に食べるとか、
 ウォーキングをするとか、
 できることから取り組んでみてはいかがでしょうか」

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ああ!!
この程度のアドバイスなら、
なにも栄養士に聞かなくても、
100人の一般主婦に聞けば、
同じようなアドバイスをしてくれるだろう。

ということは、
栄養学も栄養士も、
そして「ためしてガッテン」も、
コロナウイルスの感染症には
確かな対策を示しえない、ということである。

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当たり前である。
専門家の専門家たるゆえんは、
自分の研究分野ではないことを
はっきりと言うことである。

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「感染症の予防や治療は、

栄養学のテーマとはなっていません」

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「食品は薬ではないから、
あわてて食べてみたところで、
感染症の対策にはなりません」

そうではあるけれど、
それを言っちゃあ、身も蓋もない。
相手のニーズにどう応えるか、
これは栄養学の問題ではなく
渡る世間の問題である。

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せっかくのお尋ねなのだから、
手ぶらで返しては申しわけないし、
健康支援者としての責任も果たしえない。
メンツもあるし……。
ここはやはり問いかけてみたい。

「外出を自粛して、3密を守っていて、
それでもコロナが心配なのはなぜですか」

「昔はミカンを食べると風邪を引かない

とか、柿が赤くなると医者が青くなる
とかということわざがありましたが、
あなたの知っている食べ物のことわざ、
なにかありますか」

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なんていうのは、話の糸口探し。
行先は無数にあるコースから
相手や時と場合にジャストタイミングのものを選ぶ。

1.コロナ感染を予防するための日常行動の振り返り

  (起床から就寝まで)。

2.基礎体力とはなにか、フレイルとはなにか。

3.フードファディズムとはなにか。

4.栄養のバランスとはなにか。

5.健康寿命が長い人の特徴とは。

6.最近はコロナ感染のルートを

示しきれなくなっているけれど、

考えられるケースを20個、あげるとすれば……。

7.ライフスタイルの意味は?

8.人が生きる意味は何か。

などなど。

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この場合の着地点は、相手の健康観を補強すること、
健康についての考え方の筋道を示してあげること、
健康の6大要素を確認すること、
論理的なものの見方、考え方を試みること……
などである。

コロナ感染対策効果は絶対ではないにしろ、
無用な不安や退屈を抑止する意味はあるだろう。

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ついでに、コトバの問題。
ここもチェックしておいたほうがよい。
「行動変容」という用語、
なんともこなれの悪い、ヘタクソな造語である。

国語力の貧弱な専門家が考え出した
訳語か造語かであって、
明らかに失敗用語である。

第1に、いかにも上から目線。
日本語的には「名詞」であるが、
中国語的には「動詞」、「変えること」である。
変えるのは自分自身ではなく、
この場合、ほとんどが他者である。
つまりAがBの行動を「変えさせる」のである。

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治療者が使うコトバとして造語されたから
対象となるのは患者である。
では、どう変えるか。
それはケースバイケース、
治療者が患者の状況を見て、
「この部分を変えさせよう」とする。

よく言えばフレキシブル、
悪く言えば抽象的すぎるコトバ。

したがって、
患者自身が「私は行動変容をしよう」
とは絶対に言わない。

そんな硬い表現をせずに、
「会社、休もう」
「旅行、キャンセルしよう」
きょうから11時には寝よう」
「いまのうちに文学全集、読み切ってやろう」
と、具体的に思ったり言ったりする。

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もともと治療者が使うコトバを
社会にばらまいて「行動変容しましょう」

と言っても、現実感が伝わらない

「起床から就寝まで、いつもの行動パターンを変えましょう」

「公共交通機関は使わないことに」

「勤務体制を日、時間、場所、方法の面から見直そう」
「買い物は3日に1回、買い物時間は30分以内に」

のように。

普段から箇条書きの表現法をトレーニングしていれば、

こういう指針の50項目くらいは半日で書けるはず。

外出自粛については、

ふだん、「孤独のすすめ」だの

「極上の孤独」だのと言っている作家や雑文家が

ここでひと肌脱がずに何をしとるのか。

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『人間の品性』だなんて、

柄でもない本を書いているヒマはないはず。

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自粛中にできることをカレンダー式に

30日分、60日分に示すとか、

冊子にして出版するとか。

「孤独を楽しむ60日 アクション日記」

なんていうコロナ自粛ダイアリーなら、

アンチ孤独派にだって書けるぞよ。


by rocky-road | 2020-05-03 23:56 | 新型コロナウィルス