美しいと寿命が延びる

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この20日に開かれた
「栄養士のための ファッションショー」では、
歴史的な場面に居合わせた、と実感しながら、
最後まで楽しむことができた。
人生には見出しはないから、
歴史感覚のようなものを磨いておかないと、
いま、どんな章が始まろうとしているのかに気づかず、
無為に体験を重ねることも少なくない。
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が、「日本初」と謳っている以上、
それが事実であれば、健康支援者のファッションショーは、
日本の歴史の中でエポックメイキングとなるだろう。
ひょっとしたら、世界的にも……と想像を広げたくなるが、
別にオリンピックをやるわけではないから、
無用なイメージ遊びはやめよう。

ショー(ワークショップ)の経過は、
影山 なお子さんのブログで紹介されているので、
http://palmarosa.exblog.jp/
そちらに譲るとして、もう1つ、私が注目したのは、
発表者の話しぶりの美しさ、チャーミングさであった。

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自分の職場の衣服事情、それに伴う体験などを
5分程度で語るのだが、会場中にメッセージを伝えるという
表情、姿勢、視線、マイクに向けての声のボリューム、テンポ、
そしてなによりも、話の内容。
自分の職場での白衣や制服、私服、アクセサリーなどの位置づけ、
自分の服装に対する同僚の反応などを、
的確に話してくれて、
それぞれの職場環境が実見するように理解できた。
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「栄養士のためのファッションショー」は、
栄養士・健康支援者が、さらに社会進出するための
手段の1つである衣服や装飾品を見直すことにあったが、
それに加えて、言語能力という面においても、
少なくともパルマローザの発表者たちは、
充分にスタンバイ状態にあることを示してくれた。
身だしなみ、話し方、文章、食コーチングなど、
いろいろのことを学んだ集積というものであろう。
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このワークショップの中で、
私は、髪型や着るものがレベルアップすると、
言動が変わってくる、ということを強調した。
そのことが目と耳とで確認できた。
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ある大学教授が昔、雑誌にこんなことを書いていた。
「きれいな軍服を着ている軍隊は、
きれいでない軍服を着ている軍隊に負ける」
それが法則だといっていたが、
きれいな軍服を着ることができる財力のある国が
最終的に敗戦する例は、そんなには多くない。
「勝ち・負け」の定義にもよるが、
アメリカ軍と北朝鮮軍、アメリカ軍とベトナム軍の勝敗は
軍事力や戦闘力の差というよりも、
国内世論の自由度の差と考えるほうがよさそうだ。
遠征したアメリカ軍は自国内の反戦論に負けたといえる。

それはともかく、現代の平和な世界において、
自分のもっとも身近な環境を向上させることは、
言動が積極的、意欲的、肯定的になる重要な要素である。
それならば、ファッションモデルは、みんな、社会で成功するのか。
そう、そのモデルが、自分で考え、自分で選び、
自分でメンテナンスしているとすれば、
社会的に成功する確率はもちろん高い。

健康支援をする人たちが、
専門スキルを磨いたうえに、魅力的に話し、
ファッショナブルであったなら、
回り回って、日本人の寿命はさらに延びるのではないか。
そう思う1日であった。

by rocky-road | 2008-09-22 18:30  

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