アロハ、着るか着られるか。

b0141773_11123780.jpg








梅雨が明けて、アロハシャツの季節である。
各地でハワイアンフェスティバルもおこなわれる。
が、本当のところをいうと、
アロハは日本の真夏には向かない。
Tシャツの上にレーヨン生地のシャツを羽織るには、
高温多湿すぎる。

アロハ通は、アロハは素肌に着るべきで、
下にTシャツを着るなんぞは邪道である、という。
ハワイを中心に考えれば、そうもいえるが、
風通しがよいとはいえないレーヨン生地が
汗でぬれる背中にベタリとくっつく不快感は
ヒートアイランドの都会に住む者にしかわかるまい。
ハワイが「常夏の島」なら、
近年の日本の大都市は「常(とこ)炎熱の島」である。
とても「アロハ!」などと涼しくあいさつをしている場合ではない。

b0141773_11152353.jpg









アロハ歴30余年、
日本のビーチおよび東京のアロハ通にいわせれば、
アロハを着るのは東京なら4月下旬くらいから梅雨明けまで。
北海道はいざ知らず、真夏のビーチは、
けっしてアロハの世界ではない。

が、対策はある。
薄地のポリエステルのアロハを見つけることである。
もちろん、そのようなものを見つけるのは、
ビーチに落としたコンタクトレンズを
見つけるほどにむずかしい。
素材に加えて、デザインのレベルも問わなければならない。

例によって例のごとしで、日本のアパレルメーカーは、
故郷に帰ったお父さんが、
西瓜割りのときに着るホームウエアくらいの後追いイメージしか描かない。
アロハの素材はレーヨンというのは固定観念だし、
ハワイ流こそ本道と考えるのも、
衣服の地域性との関係で考えれば偏見である。
b0141773_11164559.jpg















もともとアロハは、ハワイに渡った日本人が
和服地で作ったのがルーツだというから、
それだったら、レーヨンだって邪道である。
しかし、森羅万象、どこから発祥しようが、
それが別の地に根付くときは、
その土地なりの解釈が加わる。
それが文化の柔軟性であり、創造性である。

とはいえ、アロハ地に麻を混紡させたりする
このところの日本流にはついていけない。
アロハを着たことがないド素人の発想である。
洗濯したとき、このクソ暑い季節に、
だれがアイロンをかけるというのか。
「自分でやる」と断言する男は、希望的観測をしても1割だろう。
男の妻依存体質からの脱却は、衣服の管理から始めねばならぬ!!

ときあたかも、横浜でもハワイアンフェスティバル。
ポリ(エステル)のアロハをバッグに2~3着丸めこんで、
乗り込んでやろうか。シワひとつできるもんじゃない。
これが、アクティブで自立を志向する男の
服装ライフというものである。
写真
上 ピンクのアロハ 沖縄
中 去年のフェスティバルで ポリ地 ややアロハ柄から離脱
下 綿生地のアロハ 文章編集塾・塾生のみなさんと

by rocky-road | 2008-07-22 11:19  

<< ゾウは鼻が長い。 食事相談に「ヘタうま」はない。 >>