2024年からのステップアップ。

能登の大震災から始まった2024年を
振り返っておこう。
ひとことで言えば、
毎年同様、スケジュールどおりの活動を楽しんだ。

流行語大賞的にまとめれば、
「人生100年時代」
「人生の持て余し現象増加中」
「日本句読点学会」(設立)
「ディズニーランドツアー」
「沖縄、海、旅たび」
「心の栄養補給」
(詳しくは新春スペシャルセミナーで)

ブーイング大賞としては
「線状降水帯」
「天気予報の『ください』の連発」
「きょうから、あしたにかけて」
(「かける」というコトバの誤用、不適当使用)

解説していると長くなるので、
天気予報に関連するブーイング表現についてのみ
述べておこう。

天気予報は、
人々の健康・生命・安全性にかかわる情報を
提供する側の驕りからか
「ください」発言をする予報官やアナウンサーが多い。
原稿がそうなっているのだろう。

「寒暖の差にご注意ください」
「落雪に注意してください」
「タイヤにはチェーンを巻いてください」
「傘を持ってお出かけください」
「川には近づかないでください」

こういう場合、謙虚な表現は
「寒暖の差に注意が必要です」
「傘を持って出かけたほうがいいでしょう」
「川に近づくのは危険です」が好ましい。

天気予報を伝える予報官やアナウンサーごときに
「……してください」と指示される筋合いはない。
しかし、分をわきまえず連発している連中は、
いつの間にかエリート意識が身についてしまい、
指示・命令表現が
当たり前の表現だと思い込むようになってしまう。


NHKの「ラジオ深夜便」を担当するアナウンサーの中には、
23時10分から翌朝までの内容を紹介するとき、
「それでは、あしたの5時まで番組内容を
ご紹介しましょう」と言う人が多い。

自分たちの企画を披露するのに、
「ご案内しましょう」と、仲間内のような
馴れ馴れしい表現をするな。
ここは「ご紹介します」というのが謙虚な表現。
聞くか、聞かないかは、こちらの自由。
わずかなから、「ご紹介します」と言い続けるベテランアナもいる。

突然、私事ながら、
2024年は、親しい人との別れがあった。
1月25日には宗像伸子さん、
2月19日には、女子栄養大学学園長の香川芳子先生。

そして、11月8日には、
わが妻・幸子(さちこ)が86歳で永眠した。

ある医師は、寿命は遺伝的要素が強いと言っていたが、
妻の家系の寿命は、かなりまちまちで、
やはり遺伝要素以上に、
ライフスタイルやモチベーションの要素が
大きいことを実感した。

死因のトリガーとなったのは、
やはりコロナ感染だった。
感染で基礎疾患(パーキンソン)が重症化し、
9か月後に他界した。

寝たきりの人間でも、コロナ感染はある。
夫が持ち込んだか、ヘルパーさん経由か、
定かではない。
私も10日ほど体調不良で寝込んだが、
それがコロナであったかどうか、
免疫力が強いほうなので、確かめることはなかった。

幸子は長くベッド生活だったので、
みなさんとお会いする機会がなくなっていた。
そのため、
あえて喪中のごあいさつはせず、
年賀状も毎年どおりお出しすることにした。


かくして、2024年は終わろうとしている。

by rocky-road | 2024-12-29 21:14 | 大橋禄郎