出版記念パーティを、いつかまた……。

『栄養士のための ライフデザインブック』の
パルマローザ主催の出版記念パーティが、
11月15日に開かれた。
(横浜元町/霧笛楼)

温かく和やかな会であった。
その和やかさは、女性の企画・運営によるものだろう。


ほかの出版記念パーティと比べても
ずっと明るく、リラックスしていて申し分なかった。

表看板を「出版記念パーティ」とはせずに、
あえて「セミナー」としていただいたのは、
次の出版を目指す人たちにとって、
1冊の出版で舞い上がりすぎではいけない、
という、自戒・他戒の意味があったからである。

そのため、「栄養士にとって出版とは」
という1時間の講話をさせていただいた。

栄養士の出版物の大半が料理書だが、
「健康の6大要素」を提案する時代には、
生きがいや、よい人間関係の維持・発展を願うためにも、
健康法や生きがい論を展開する必要がある。




俗に「文字もの」という。
しかし、一部の医師が提案するような、
食事や食品の薬効を謳う論説は、
もう終わりにしたい。

とはいえ、
著述を得意としない栄養士のためには、
いきなり雑誌や書物で「健康のカタチ」を
提案するわけにもいかない。



いまからでも、それなりの特訓をする必要がある。


「ロッコム文章・編集塾」は、
いわば基礎体力づくりの場であるので、
著述・著作を目標とする勉強会、
あるいはプロジェクトをつくる必要があると、
提案した。


私自身は、これまでに3冊の本を著わしたが、
自分の出版パーティは一度もしたことがない。

理由は前述のとおり、
次の1冊に向かうことに注力したためである。
妙なのは、
アメリカに本社がある『リーダーズダイジェスト』に
スノーケリングの記事を書いたときには
ダイビング仲間に祝賀パーティを開いてもらった。


多くの人が共働で作った本の場合は、
こういうパーティを開く意義はある。


いろいろの形で参加していただいたみなさんの
スピーチを聞くのは楽しかった。

ご担当いただいた山本美和さんにご出席いただいた。

見事であった。
これぞ日頃のトレーニングの成果というべきであろう。

13年かかったが、
けっして苦しんだわけではなく、
楽しんで試行錯誤を繰り返した。

どんな職域の栄養士にとっても、
どんなキャリアであっても、
どんな年齢であっても、
今後の向かうべき方向を考えるうえで
この本には多くのヒントがあるだろう。


横浜スティを楽しんだ。

翌日、16日の快晴、
ビーチ歩きには最適な1日だった。




今回は終わりとする。










by rocky-road | 2020-11-17 21:16 | 栄養士のための『ライフデザインブック』