生き方を考える栄養士たちへ。

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長年、執筆を続けてきた書物の最終校正のために、

10日間、出版社に「通勤」した。

10日間とはいえ、通勤経験は20余年ぶりである。

しかも夜は8時、9時までの残業が続いた。

というわけで、

このブログも1か月ぶりとなる。

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栄養士が出す出版物には料理本が多いが、

この本『栄養士のためのライフデザインブック』は、

書名どおり、

栄養士としてのライフデザインをどう描くかという、

ちょっぴり哲学が入った本である。

世に哲学の本は少なくはない。

しかし、その多くは「哲学史」が中心で、

本来の「人はどう生きるか」を哲学する本は、

そう多くはない。

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といって、もちろんこの本は哲学の本ではない。

文字どおり「栄養士はどう生きるべきか」を考える実用本である。

高校生が栄養士になりたいと思ったら、

どのようにして栄養士養成校を選べばよいか、

そして、定年を控えた栄養士が

その後、どういう考え方で、

どう働けばよいかについて具体的に示してある。

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かつて、

社会保障制度の仕組みを説明するのに、

「ゆりかごから墓場まで」

というキャッチフレーズが使われた。

それになぞっていえば、

この本は、栄養士の「ゆりかごから墓場まで」を

カバーしよう、というコンセプトによってスタートした。

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13年前の企画案では

『栄養士のためのアクション事典』であった。

栄養士が、それぞれのライフステージにおいて

必要とする項目をめくれば、

見開き読み切り式でポイントをつかめるという形式。

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机上の空論に深入りせず、

実際の「アクション」を重視する方針を

最後まで貫いた。

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各分野で働く栄養士のみなさんに

情報原稿を書いていただき、

それを10年以上かけて(かかって)整理し、

一定の文体にまとめたものである。

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*「将来、栄養士になるための学校選びは、

 どのような基準で選んだらよいのか。」から

*「男性が栄養士や管理栄養士になりたいと思ったとき、

 どういうことを考えておけばよいか。」

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*「病院栄養士として自分の仕事とどう向き合っていけばよいのか。」

*「栄養士が身につけておきたい日常的な会話力とは、

 どういうものか。」

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*「副業として、または退職してから、

 料理を教える仕事をしたいと思ったら、

 どのような準備をすればよいか。」

などまで、全26章、138項目を配したボリュームのある1冊となった。

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現在のところ、

遅くとも10月上旬には

書店に並ぶことだろう。
https://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=707980

大橋禄郎監修 影山なお子編集

医歯薬出版株式会社発行、
定価 3,520円(本体3,200円+税10%)

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こういう進行スケジュールについては、

わが現役時代とは大きく変わっているのに驚いた。

昔は、印刷に1か月、製本に1か月というのが

大まかな見通しであった。

それが9月上旬に校正終了となった本が

わずか2~3週間後に本になってしまうというのである。

コンピューターのおかげである。

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この校正期間中に、広島に2日間出張した。

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5年間続いた《コミュニケーション研究会 ひろしま》の

セミナーは、昨年7月で終了したが、

そのあとを継いで、同会のメンバーだった

高藤法子さんが、継続してくださることになり、

9月6日(日)に、その第1回が

同県「三原市民福祉会館」で開かれた。

(テーマは「エッセイを読んで深い思考力を養う」

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文化は、幸いにも東京一極集中にはなっていないが、

こういうテーマは、

なかなか地域では発案しにくいかもしれない

(いや、世界的にも……かな?)。

久々に広島を訪れ、

今回もいろいろの見聞をさせていただいた。

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『栄養士のためのライフデザインブック』には、

自分たちの組織に講師を招く方法についても、

そして、講師料の決め方までも書いてある。

「アクションあるのみ」である。

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この本の制作作業進行を通じて、

将来、著者となる栄養士が育ってゆくのを実感できた。

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健康増進・食生活向上情報は、

医師の専科ではなく、

まさしく栄養士である。

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この本には、

マスメディアで働く栄養士へのアドバイスもある。

栄養士のライフデザインは、

もっともっと広がるはずである。

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by rocky-road | 2020-09-13 22:26 | 栄養士のための『ライフデザインブック』  

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