お好きな外食店を3つあげるとしたら?

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1週間の沖縄旅行から帰った翌日に

下記の「食ジム」があり、

その1週間後には「絵手紙講座」と

「輪読会」(昭和史を振り返る視点)と続いた。

だいぶタイミングを逸したが、

「食ジム」に関する記録はしておきたいので、

以下に記す。

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20191027()

「食ジム」第82回にアドバイザーとして参加した。

テーマは、

「クライアントに外食・中食の

効用をどう説けばよいか。」

(横浜技能文化会館、1030分~1730)

座長/みなきまゆみさん

アドバイザー/影山なお子さん 大橋禄郎

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プログラムは、

1.これはおススメ、外食メニュー、中食メニュー、

  独断と偏見で選ぶ最近のメニューランキング。

2.この1年間の「外食。中食体験」――

  ちょっといい話、ちょっと気になった話。

3.私は見た!! 外食・中食に対する

  健康支援者の偏見・認識不足のあれや、これや。

4.外食・中食の「いいところ」「よくないところ」を

  思いっきりあげてみる。

5.外食・中食をすすめる栄養士に求められる知識とセンス。

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食コーチング研修を受けた人や、

パルマローザの研修会に参加している人にとって、

このテーマは、
「なにを、いまさら」と感じるくらいに

結論がわかっていることだろう。

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しかし、あえて論じ合うことで認識が深まり、

クライアントに対しても、

外食や中食のあり方について

より適切なアドバイスができるようになるだろう。

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外食や中食が「よいか、悪いか」を論じることは、

「日本人は、よい人か、悪い人か」を論ずるのと同様、

基準のない議論となって、ナンセンスの見本。

日本人の人柄について

「世界貢献への意識」とか「おもてなしの心」とかを

基準にするとしても、

では、どこの国の人と比較するのかなど、

まずは前提条件を掲げなければ議論にはならない。

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同様に外食や中食については、

個々の家庭の食事メニューの把握もなく、

そして、どんな外食や中食と比較するのかさえ

前提条件を示さぬまま、

「外食はなるべく控えましょう」

「外食は味が濃いから……」

「中食は材料がわからないのでコワい」

などと、数十年にわたって伝えてきたのが

少なからずの栄養士、健康支援者である。

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なぜそうなるか。

言うまでもなく食事の良し悪しの基準を

持っていないからである。

「栄養のバランスが大事」と言いながら、

その基準がないか、活用していないから、

内食(家庭の食事)と外食、中食との優劣の判定ができない。

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七大生活習慣病と区分される心疾患、脳血管疾患、

糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全などは、

外食や中食利用者に多いわけではなく、

日本の伝統的な「おふくろの味」から生まれたものである。

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食事を栄養価や味だけで評価するなら、

だれが作ったか、

どこで食べるかは大きな問題とはならない。

肝心なのは、1回の食事、1日の食事、

1週間の食事の内容である。

それを見極める能力、味わう能力を

一般の人たちにつけてもらうことが

栄養士の仕事の大事な部分である。

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そういう基本的なことを無視して、

「外食に注意」を訴え続けるようになったのは

次のような社会背景があったと思われる。

まずは、1950年代ころから

ファストフード店の普及が顕著になる。

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あるとき、ファストフード店が

都会で活発に開店し始めたのは、

社会の都市化が顕著になった結果である。

都市化とは、

地方の若者が都会へと移動することであり、

女性が勤めに出て、家庭外で働くようになることである。

そこから核家族化が始まるのである。

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このことは、従来の家庭生活に変化をもたらした。

「家庭破壊」などとも言われた。

主婦は半調理品から始まって中食を利用するようになり、

自ら「手抜き」など言ってちょっぴり恥じた。

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しかし、外食や中食が家庭破壊を招いたわけではなく、

日本国の都市化が外食や中食を必要としたのである。

都市化が先で、外食・中食利用はその結果。

しかし、原因と結果を見間違えた人、

たとえば栄養士や健康支援者は、

他人事として「外食はほどほどに」になどと

涼しい顔で言い放った。

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「ジャンクフード」なんていうコトバを

アメリカから仕込んできて使ったりしたのも、

栄養士や健康支援者(おもに医師)である。

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それから60年あまり。

外食・中食はすっかり日本人の生活に定着し、

激しいシェア争いによって鍛えられ、

バラエティにおいて、

充足度において、

コストにおいて、

内食と互角か、それを上回るくらいに実力をつけた。

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「食ジム」参加者は、

「おススメ、外食メニュー、中食メニュー」を

1人もパスすることなくあげた。

コンビニのおにぎりとおでんの組み合わせ、

ねぎトロ太巻き、

500円のコンビニ弁当、

チェーン店の野菜たんめんとギョウザ、

1群から第3群までトッピングができる

うどんのチェーン店のメニュー、

季節限定の冷やし刀削麺、

沖縄のステーキハウスなどなど。

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栄養士の集まりで、

「突然ですが、おススメ、外食メニュー、

おススメ中食メニューは?」と聞いたら、

即答できる人が半分もいるだろうか。

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「食ジム」のプログラム後半で、

外食・中食の「いいところ」「よくないところ」を

みんなであげた。

時間が足りなくなってあげきれなかったが、

おもなものをあげておこう。

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≪いいところ≫

(外食)圧倒的なメニューの多さ。

*時代を反映したメニューの数々。

*調理時間をほかのことに使える。

*比較的低コスト(光熱費、人件費などを含めて)

*店選び、移動、店内の様子などによる脳の活性化。

*引きこもり抑止。

(中食、冷食)手間暇がかからない。

*家族そろって食卓につける。

(冷食)常時ストックしておくことができる。

(外食・中食とも)メニュー、商品を通じての情報量。

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≪よくないところ≫

(外食)適量を把握しにくく、多めになる可能性。

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*地域によっては店がなくて利用不可能。
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*近くに店が少ないとバリエーションが狭まる。

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*天候に左右されやすい。

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*衛生管理が気になる店がある。
*場所や時間帯によって混雑、待ち時間がある。

*女性や子どもが入りにくい店がある。

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(中食)容器の廃棄量が多い、かさばる。

*献立の風景がシンプルになりやすい。

(外食、中食とも)

 利用し過ぎると調理能力を低下させる。

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さて、あしたは、どこで、何を食べようかな?

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by rocky-road | 2019-11-05 23:50 | 「食ジム」  

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