海たび旅--加計呂麻編。

奄美大島、加計呂麻島(かけろまじま)への
旅が終わった。(2017年6月23~28日)

今回は、ダイビングショップのツアーなので、
全スケジュールは
≪マナティーズ≫の山崎由紀子さんにお任せ。
これまでに、奄美には2回、
加計呂麻島には1回、訪れているが、
初回の訪島は30年以上前なので、
記憶はまったく消えている。


理由として考えられるのは、
*海の印象がうすい
(だれかが企画した
ツアーだったのかもしれない)、
*写真的にヒットがなかった、
*当時、頻回に海に行っていたので、
その歴史の中に埋没した、
*仕事もクラブの運営も忙しい時期で、
そちらにウエートがかかっていた、
*その時代のログブックを紛失し、
記録が残っていない、
*ダイビング雑誌の連載エッセイに
一度も書いたことがなかった、
などが複合的に作用して
記憶を薄くしたものだろう。


↑↑「アカヒメジ」
念のためにいうが、
認知症が発症し始めている可能性はない。
(本人がいうのはアテにならないとしても)
東京湾のお台場が海浜公園になる前、
そのあたりで潜ったこと、
富士五湖の1つ、精進湖(しょうじこ)で潜ったこと、
日本海の佐渡島より少し北にある粟島で潜ったこと、
などはしっかり覚えているから、
認知機能の衰退はあるにしても、
軽微なはず。

↑↑「ヘラジカハナヤサイサンゴ」
申しわけないのは、
現地のダイビングサービスの人が、
私の訪島を覚えている、
という話を間接的ながら聞いたこと。
この30年間以上、
多くのお客さんのお相手をしてきただろうに、
私ごときの訪島を覚えていてくれたのだ。


↑↑「セジロクマノミ」
だから、今回、海から帰ったとき、
「思い出しましたか」と
現地ガイドさんから尋ねられたときは、
ほんとうに申しわけなく思った。
「ぜんぜん思い出せないのです」では、
あまりにも失礼である。

さてそこで、
奄美大島、加計呂麻島の再評価。
岩礁をベースにしてサンゴが発達した海底。
沖縄のようにサンゴ砂が累積してできた島と違って、
白い砂地の反射が少なく、暗い感じ。
サンゴの色は茶のかかったグリーン。
水温は23度くらいで、
まだここは「本州、鹿児島県なのだ」を再認識させる。

↑↑ 「ムラサメモンガラ」
つい沖縄と比較したくなるが、
沖縄のキラキラ感が抑えられている分、
ビーチ遊びやダイビングなどによって
ビーチや水中が荒れていない。
野性味のある海である。



夏の季節に、
無人のビーチで
スノーケリングを満喫するという機会は、
もう沖縄ではめったに得られない。








↑↑「ロウニンアジ」



クラス雑誌を作っていた私は、
畏れも知らず、先生に原稿依頼をした。
「夢について」という文章を、
確か1週間ほどで書いてくださった。






by rocky-road | 2017-07-02 21:02