「光」の速さは、東京都内を1か月!!!

b0141773_2316224.jpg

久々に、
少し離れたところにあるスーパーをのぞいてみたら、
カワハギの尾頭つきが売っていた。
1匹ずつパックしてあるのだが、
大きめの1匹が入ったパックには
2,600円の値がついていた。

私の知る範囲では、
東京の家庭では、カワハギは食べない。
そういう食文化はないように思う。
海への旅では、
しばしば食するが、
2,600円を出して
食べるほどの魚かね、と内心は思う。
b0141773_23174454.jpg

この一件から、
9月のロッコム文章・編集塾
能登教室のとき、
初めて入る能登の海で、
カワハギと出会ったことを思い出した。
b0141773_23181456.jpg

彼は、岩に巻きついた廃棄漁網にかかって
もがいているのだった。
この段階では、
東京なら、2,600円でも売れる
上物であることなど思いもよらず、
いや、そんなことはどうあれ、
このピンチを見捨ててはおけなかった。
b0141773_23182985.jpg

彼にまきついている細い漁網の糸を、
「暴れるな、いま外してやるから」と
何度も言い聞かせて、
背にある棘(トゲ)にからまっている糸を
なんとか外した。
彼は、礼をいう余裕もなく、
脱兎のごとく、脱カワハギのごとく
泳ぎ去った。
b0141773_23184711.jpg

写真だけは撮っておいた。

昔、同じように、
岩にからみついている釣り糸に
かかったままのウツボを
海の底で見つけたことがある。
釣糸にかかったが、
切って逃れたらしい。
b0141773_23191665.jpg

が、糸を引きずっていたので、
その糸が岩にからまってしまい、
ニッチモサッチモいかなくなっていた。

なんとか救助を試みたが、
歯をむいて、
のたうちまわっているので、
手の出しようがない。
あきらめざるを得ないときの
切ない思いは忘れられない。
b0141773_23194444.jpg

同じ海つながりでいえば、
昔、神奈川県江の島海岸の岩場で
海を見ている父と子を見かけた。

ときどき、波は岩場を越えて
彼らが立っている近くにまで迫ってくる。
波の見方を知らないと見て、
「危ないから、もっと下がったほうがいいですよ」
と警告した。
父親は、それを薄笑いで受けて、
しかし、無視した。
b0141773_232018100.jpg

そこで懸念が当たった。
彼が連れていた男の子をさらって、
大きな波が海に戻っていった。
万事休す、と思った瞬間、
次の波が男の子を岸に運んできた。
岩と岩の間に、波しぶきに巻かれて
男の子が流れ込んできった。

一瞬のタイミングで、
私が男の子を手をつかんで引っ張りあげた。
「だから言ったでしょう!!」
とは、こういうときは、言えないものである。
その救出場面は淡々と展開した。
父親は、私に「どうも」くらいのことを言って
去っていった。
b0141773_23204437.jpg

以上は、
私が助けたほうの話だが、
以下は、私が助けられた、
というよりも、とんだ被害を受けたが、
なんとか復元してもらったという話。
b0141773_23211916.jpg

電話とパソコン時代にありがちなトラブル、
いつか、あるかも知れないので、
心にとめておいたほうがいいかも知れない。

10月のある日、
電話がかかってきて、
電話やパソコンの回線を
NTTからKDDIに変えないか、
というセールスがあった。
月々の料金が安くなる、
という話に乗ったのが大誤算。
b0141773_23215169.jpg

接続業者に
回線取り換えの工事をしてもらった直後から、
パソコンが不通になった。
その原因を調べてもらおうと思ったら、
「かけつけ設定サポート」なる
有料の業者が派遣されてきて、
すぐに原因をつきとめた。
b0141773_23223641.jpg

なんと、最初の接続業者が、
ルーターのつけ間違いをした、
そういう単純ミスだった。

それでヤレヤレとはいかない。
それをつきとめた「かけつけサポーター」は、
そのあと、パソコンをチェックし、
無駄な「アプリ」(と、いうのかな?)が多いと、
整理をしていってくれた。
b0141773_23242161.jpg

親切なサービスと感謝したが、
そのあと、
アドレス帳が消えてしまったり、
写真のプリントサービスのための
ソフトが消えてしまい、
プリントの注文ができなくなったりした。

接続業者、かけつけサポートと、
2人の人間がやってきたが、
彼らの残していった書類には、
住所が書いていない。
もちろん、本人は
ネームプレートをつけてはいないし、
名刺を置いていくわけでもない。
b0141773_2327792.jpg

最初に電話で勧誘をしてきたDTIについては、
住所を言ってもらい、
ファックスで書類も送ってもらった。

が、回線工事を行なった者は、
DTIの社員ではなく、
新しく開通した《auひかり》通信の
会社《KDDI》の社員でもなく、
それを専門に行なう業者らしい。
b0141773_23273428.jpg

つまり、DTI、KDDI、
回線接続業者、
かけつけ設定サポート業者の4社が
別々に動いているのである。
1か所に電話すると「それはうちではない」と言い、
別のところに電話すると、
「それは有料のサポート会社です」と言う。

そもそも、初回の回線接続が不備だったのに、
割引料金ながら請求書が手渡された。
それのクレーム先がわからない。
《かけつけサポート》は
DTI経由で依頼したので、そこなのか、
接続をしたKDDIなのか。
b0141773_23274991.jpg

細かいことは省くが、
要するにコンピューター関連ビジネスは、
住所を示さず、所在を思いきり不透明にしてある。
責任の所在を初めからボカそうとしてある。

従来は「ああ、交差点の近くの白いビルね」
などといって、生物的な、
またはアナログ的な認知をするが、
相手は電話機の向こう。
出る相手はその都度違う。
「念のために録音させていただきます」などと
もっともらしい音声を流すが、
社内のコミュニケーションはきわめて不完全。
b0141773_2328810.jpg

電話をかけるたびに、同じことを繰り返す。
申し送りができていないのである。
人と人のコミュニケーションが
社内でも行なえないらしい。
ましてや、
クライアントとのコミュニケーションなど、
まともにできるわけがない。

ここに現代の悲喜劇がある。
コンピューターという、
最先端のコミュニケーションツールを扱いながら、
対面コミュニケーションが不成立。
「ひかり通信」だと自称するが、
このトラブルの修復にかかった日数は10日あまり。
光どころか、通常のオフィス事務よりも遅い
処理能力、「ひかり」とはちゃんちゃらおかしい。
b0141773_23283444.jpg

ビジネス形態としては、
明治維新後、
初めてカンパニーなるものができたころを
彷彿とさせる。
社員教育はゼロ、
会社の信用性は最低。
なにしろ住所不定だから
どこに逃げられても捕まえようがない。

オレオレ詐欺同様、
電話勧誘は、ほとんどの例外はなく、
その場で断ったほうがよい。
次善の先として、
業種や商品アイテムのパンフレットを
送ってもらってから対応開始するくらいがよい。
b0141773_2328516.jpg

もっとも、
いきなり玄関にピンポンとやってくる、
生物としての人間とて、
あまり信用しないほうがよい時代ではあるが。

by rocky-road | 2014-11-26 23:29  

<< 「能登」はアイヌ語で「顎/アゴ... 句読点が勝った。  !!!! >>