ウサギの生存をどう支えるか。

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4月からの消費税アップに合わせて、
流布している切手に
2円の追加料金を示す新商品ができた。

さっそく求めてきたが、
懸念していたことのとおりになった。
ウサギをデザインした、
従来型のスタイルである。
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2円切手というのは、
50円切手、80円切手を下支えする脇役のまた脇役。
できれば普通サイズの半分か
3分の1くらいの大きさがふさわしい。
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が、それでは取り扱いに不便だろうから、
サイズをスタンダードにするのはやむをえない。
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それにしても、デザインは、主役を食ってはいけない。
これまで発行してきた数億に及ぶ既存、先行の切手のデザインと
バッティングしないように、という配慮がほしい。

写真のように、
メインの切手のイメージを減ずるものであっては困る。
そういう条件に近づくには、色の薄い幾何学模様や
インテリアの壁紙のような
没個性的で控えめなものが望まれる。
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が、悲しいかな、
郵便会社の切手企画担当者は、
いろいろのデータは持っているであろうが、
郵便文化の意義をしっかり理解している可能性は低いし、
ましてや、
自分も手紙・ハガキ文化を楽しんでいる可能性は
ますます低い。
それを証明しているのが
今回のウサギ切手である。
(ウサギが嫌いなのではない)
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切手は、単なる領収証でもないし、
配達料金証明書ではない。
それ自体が多様な情報や意味を持ち、
メッセージを伝えるメディアである。
「ハガキ・手紙コミュニケーション」にあって、
切手は、ときに文面以上の意味を持つこともある。
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文面に関連する切手を選ぶ、
相手の住む土地に関する切手を選ぶ、
相手の好みに合わせて切手を選ぶ……、
そのために、郵便局をしばしばのぞく。
それは独りよがりの趣味以上の意味を持つ。
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残念ながら、しばらくは、
トラやライオンとのセット、
世界遺産とウサギの組み合わせ、
富士山とウサギ……というミスマッチングに
耐えるしかないのか。
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この段階でウサギの生存を認めるなら、
ウサギの好きなにんじん絵の50円、80円切手、
ウサギが走り回る草原風景の50円、80円切手などを
次々に発行してやらなければなるまい。
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手持ちの切手とのミスマッチを防ぐには、
2枚の切手を貼る距離を
思いきり離すことだろうが、
それこそスタンプ作業に大きな負担をかけるだろう。
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いや、すでにコンピューターが、
どんな貼り方にも応じられると、
待機しているかもしれない。
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そうこうしているうちに、
消費税10%の時代の切手デザインも
考えてもらわねばならない。
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いつでも相談に乗るつもりでいる。
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by rocky-road | 2014-03-07 00:04  

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