ハワイ・マウイ島、カメラウォーキング。

最初に「マウイ島」に関心を持ったのは、
海仲間のA・方子さんという人が、
同島の人気の街、ラハイナの写真を見せてくれたときである。
彼女の撮ったラハイナの街の様子が、
なんとも風情があって、旅情をそそった。
もう30数年前のことだと思う。(上の写真のみ井出哲哉氏撮影)

その直感は当たっていた。
数年前、初めて訪れてみて、その知的な雰囲気に魅せられた。
シーサイドぎりぎりに並ぶ土産店やレストラン、
その店の前に連なるアーケード、手掘り風の木製の看板、
ピカソの絵から観光的風景画、ポスター、写真まで、
美術的な店が多く、客層からも大人っぽさが感じられる。

超観光地を除けば、
欧米の観光地というのは、日本人からすると、
概して大人っぽく、知的な印象を受けるが、
温暖なハワイの一離島にもそれがあるのを知って
うれしかった。
以下はこの7月に訪れたマウイ島のカメラウォーキング。
1.花各種
①プルメリアにもいろいろの色や形がある。
ちなみに、この花の花言葉は「恵まれた人」「風刺」
「内気な人」「情熱」「気品」だという。
多すぎないか、どれかに絞れよ。



花の位置にもよるが、コンパクトデジカメでは、
「+」補正よりも「-」補正のほうが成功率が高い。

②この季節に訪れたのが初めてだったので、
シャワーツリーという花にもレンズを向けた。



③ストレチア、別名、極楽鳥。英語名はバードオブパラダイス。

④おなじみのハイビスカス。沖縄のとは風情が違う。

2.もう1つのマウイ。
ラハイナの街から離れたビーチを歩いていたら、
日本人が建立した寺に出会った。
「ラハイナ浄土寺」とあった。
日本人がハワイに渡って100年を記念して、
1968年に建てられたとあった。



墓石を見ると「大正八年二月七日永眠」などと書かれていた。
昔からハワイに赴いた日本人の生活を
取材した人はいるはずで、記事や本にもなっていることだろう。
セルフタイマーで入れ込みも撮っておいた。

3.半水面での試み。
カアナパリという地域のビーチから見える岩場は
「ブラックロック」と呼ばれ、そこからジャンプして
勇気を示す伝統があるらしい。

観光ガイドにもジャンプ写真が載っているので、
海水浴客の多くはダイビングを試みる。
頭からのジャンプばかりでなく、
鼻をつまんで足から行く者も少なくない。

それを撮ってもおもしろくないので、
スノーケラーとジャンパーとを
1カットに収めてみようと、いたずら気分でやってみた。
成功とはいえないが、
たぶん、あまり撮られたことのない写真だと思う。
(飛び込む人は、よく見ないと見えない)


バブルリング
ダイバーが水面に向けてじょうずに息を吹くと、
泡がリング状になって水面まで上がってくる。
ガイドのダイバーが、だれに対してというわけでもなく、
このワザを披露していた。
ワイドレンズで撮ったので、
海底景観も含めて描写できた。
4.読書のカタチ
旅行地で読書をするのは欧米人の文化の1つ。
異文化の者から見ると、
「ふだん、読んでいれば、旅行先でまで読むことはないだろう!」
となるが、絵柄としては美しい。

ラハイナの街の見えるこの場所は、
以前にもウクレレを弾く女性がいて、カメラマンをしびれさせたが、
今度は、絵に描いたような読書のカタチ。
ビーチを撮る振りをして何枚も撮った。

不思議なのは、それから30分後、
その女性が別の公園にやってきて、そこでも読書を始めた。
ここに植えられている「バニヤンツリー」には
動物に感じるような生気を感じる。
ここでの読書は絵になると思った。



5.最後にスナップをいくつか。
①太鼓橋の行列
②ロッキーブル各種
魚の絵は、ラハイナの街のレストランの壁に描いてあった。



今回はここまで。
by rocky-road | 2013-07-19 00:26