バースディウイークが終わった!!……かな?
6月1日からの「バースディウイーク」が
一段落したところで、いきなり発熱し、
2日間寝込んだ。
どの集まりも、主体は主催者にあり、
自分は、ただお呼ばれで出向けばいいだけなのに、
一段落したところでガタンときた。
1つの山を越えると脱力するという経験は、何度もしてきた。
母親が亡くなったあと、葬儀が終わったその夜、
今度は父が危篤状態になったことがある。
遠方に帰った親戚・縁者は、すぐに「チチ、キトク」の電報を受けて
ふたたびわが家に戻ってこなければならなかった。
なんとか命は取りとめたが、親戚にしてみれば、大きな迷惑だった。
1974年に伊豆七島の三宅島で、
日本初の「ダイバーズフェスティバル」を開催した。
東京潜泳会というダイビングクラブの10周年記念のイベントだった。
1年前から準備し、当日を迎えた。
なのに、イベント中の2日間は体調不良で、
民宿の部屋で寝て過ごした。
このときは、準備の疲れがあったから、納得せざるを得なかった。
今度の場合、77歳の誕生日ということで、
周囲の人たちは、やや気合を入れて祝ってくれた。
しかし、それはこちらにはまったく負担にはなっておらず、
疲れようもない。
気疲れでもなんでもないこの現象の分析は、
もう少し時間をかけて考えてみたい。
単純な真理は、「山は登りよりも下りがむずかしい」ということか。
ともあれ、みなさんに温かく祝っていただいた。
「『海、たび旅』50年を祝う会」では、
20歳代、30歳代で出会った仲間たちと楽しく語り合った。
大半は幹事や「リーダー」(フィールドでの全責任者)の経験者で
グループ活動の運営にたずさわった経験を持つ。
その経験が仕事にも生かされたと、何人かがスピーチで語った。
このころ、私は「たかが遊び」のダイビングクラブ活動が、
実は予防医学的活動であることを感じ、
のちに「余暇」(あまったヒマ)ではなく、
「予暇」(あらかじめのヒマ)を提案することになる。
(「余暇」と書く場合も、本来の意味は「ゆとり」の意味)
「『海、たび旅』50年パーティ」のあと、
今度は、健康支援者のネットワーク、
《パルマローザ》のみなさんからも祝っていただいた。
このグループ活動は、「健康をカタチにする」ことを
テーマの1つとしているので、
そこでの経験は、あと10年後、20年後に
顕著に現われることだろう。
どんな健康法にもそれだけの意味はあるが、
それに自発的なグループ活動を加えることは、
心身の若さと健康にどれだけの効果をもたらすか、計り知れない。
「情報の時代」とはいえ、人と人との情報交換ほど
多様で密度が高いものはない。
その貴重な時間をデジタル機器に奪われている現状は、
病理学的な問題である。
そのことに気づく人と気づかぬ人の10年間の差を
研究してみたいものである。
by rocky-road | 2013-06-13 23:40