メインかサブか。

b0141773_23105948.jpg

9月、10月と、講義やイベント、旅行などが続いたため、
このブログの執筆や、急がれている図書の執筆にかける時間が少なかった。
ややタイミングを逸したが、9月5日におこなった
「リーダーシップ トレーニングゼミ」に関して、書いておきたい。

このゼミでは、3段階に分けて座談会を行なった。
トレーニングだから、司会進行を受講者がおこなうこととした。
23人の受講者に対して、メインとサブの司会が各1時間の座談会を司る。
b0141773_23115729.jpg


パート1 いままでに、どんなネットワーク、グループ、クラブに所属したか(高校時代以降)、
       現在も所属しているか。そこで果たした役割(果たしている役割)、 または感じたこと。
     
パート2 現在の職場または仕事の場面での運営方法、リーダーのあり方などについて、
     感じていることを語り合いましょう。

パート3 健康支援者として、または1個人として、こんなネットワークをつくってみたい。
     (新設、現在の職場を含むネットワークの改善案なども含む)
b0141773_23145472.jpg

司会進行役は「自薦」ということにしたが、さすがは意欲のある人たちのこと、
事前に立候補した人で早々と各パートは埋まった。
このゼミの前後に、「メインの司会とサブとはどういう役割分担なのか」と、立候補
した人から質問を受けた。
「メイン司会」はわかるとして「サブ司会」とはなにか。
実際に体験した人でも、その意味がわからないとしたら、トレーニングとしてはまずい。

もちろん、こちらに役割分担の設計図があるわけではない。
1人では行き届かないこともあろうから、
サブは、メインをアシストまたはサポートしてはどうか、という程度の発案だった。
b0141773_231532100.jpg

テレビ番組の司会やキャスターも2人(多くは男女)のことが多い。
この場合、メインが中心となって番組を進めてゆく。
メインの経験や業界での地位などによって、メインとサブの力関係に大きな差が出る。
人気者の司会者ともなると、サブ(多くは女性)の存在など無視するがごとく、
マイペースで進めてゆく。

リーダーゼミの場合、そうした差はないはずだから、
サブだからといって、終始黙っていては困る。
サブ司会者は、アシスタントとは違う。発言者にマイクを回す係ではない。
「そういうことは早く言ってほしい」と、サブ司会体験者はいうかもしれない。
が、これは応用問題だと思う。
サブがメインを差し置いてしゃべり続けては困るが、
発言をフォローしたり、別の視点を提案したり、ときにはメインにアドバイスしたり、
そんなことがあってもかまわない。
一種の主導権争いになったほうがおもしろいくらいだ。
b0141773_23202782.jpg

当日も少し講じたが、「課長にすると課長らしくなるヤツはダメだ」と、
かつて上役から何度もいわれた。「課長になるヤツは辞令などもらわなくても、
それなりの仕事をちゃんとしているものだ」と。
この説には、納得させられることが以後、しばしばあった。

「実力」とか「リーダーシップ」とは、そういうものだと思う。
辞令やルールがあるときは、それを尊重しなければならないが、
そういうものがないときは、自己判断で、リーダーシップをとったり、
ほかのリーダーシップを支えたり……。
そのグループ、そのときどきの判断で、役割を演じ分ける。
そういう判断力こそがリーダーの基本ではないか。
b0141773_23205130.jpg

忘年会がちょっとしめっぽくなったら、
幹事ではなくても、「このへんで、イチロー課長の安来節を鑑賞しようじゃありませんか、
みなさんいかがでございますか」と提案する。これがサブの役割だろう。

私自身、リーダーとしての資質があるかどうかは怪しいが、
サブリーダーとしての自信はある。
会長を支え、社長を支え、編集長を支え、課長を支え、
フリーランスを支えてきた実績はある、と思う。

人生は応用問題の連続である。
「サブってなにをするのですか」などと、尋ねているようではダメ。
「ノー」といわれないことは全部「イエスだ」と考えて、
時々刻々変化する局面に対処する、それがリーダーというものである。
「空気を読め」とは、こんなケースにもいえること。
b0141773_23222468.jpg
 

by rocky-road | 2010-10-15 23:24  

<< 遠距離クラス満2年に思うこと。 真剣な遊びゴコロ >>