名作、飛び立つ。

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この1月20日に、
富士フイルムのフォトコンテスト事務局から通知があって、
去年10月に応募した私の写真(『フエダイ、夏模様』)が、
第49回 富士フイルムフォトコンテスト ネイチャーフォト部門の
優秀賞を正式に受賞したことを知った。

事前に内示があったので、その写真を玄関に飾っておいたら、
海仲間から「フォトフレーム(額縁)がよくない、
これは賞状額だから、受賞作品を入れるのにはふさわしくない」
と指摘されてしまった。一言もない。
「中身で勝負」などと、口はばったいことはいえない。
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写真教室などでは、「フレーミング」
すなわち撮影時の構成法について指導しているが、
額縁のほうで突っ込まれるとは思わなかった。

「畑の地質がよくないと、よい作物が育たないように、
人材も、その人のいる環境が悪いと育たない」とは、
私がよく口にするフレーズであるが、
これを額縁で説明することはできないか、などと考えた。
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「どんな作品も、額縁が悪いと輝かない」と。
でも、この比喩は、畑を引用したときほどしっくりはしない。
絵画にも写真にも、額縁を省いたパネル展示という方法があるが、
それはそれで鑑賞に堪えうる。
絵や写真には、作品だけで「もつ」ところが多分にあるのだ。

人間だって、どんなに地質の悪いところにいても、
芽を出す人はいる。
しかし、それは一般的なケースではない。
よい人材が、よい畑で育つ例のほうが圧倒的に多いはずである。
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この5月から始まる「リーダーシップ トレーニングゼミ」には、
各地からいろいろの業種の「健康支援者」が集まる。
よい畑にいる人も、そうでない人もいることだろう。
それを前提にしてトレーニングをしてみたいと思う。
リーダーシップとは、
人を前方から引っ張るパターンだけを指すものではない。
「後押し型」もあるし、「演出型」も「企画型」「和ませ型」もある。

リーダーの多様なタイプや機能を考えていると、
「リーダーシップ」というコトバの辞書の定義がひどく狭いものに感じられる。
ちょっと抽象的にはなるが、その本質を一言でいえば、
「人のモチベーションを高める人、およびそのための精神」
ということになるだろう。
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「リーダーシップゼミ」は、そういう精神づくり、
人づくりのテストケースになりそうだ。
「健康支援者」という新しい概念を軸にして人づくりをすると、
いままでとは異なるリーダーが生まれてくるだろう。

で、最初のフォトフレームの話はどうなったかって?
名作は、狭い額の中に収まってはいられないのである。
いまさっき、飛び立ちました。
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by rocky-road | 2010-02-04 22:50  

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