健康な「話し合い」のカタチ。

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「食ジム」の第95回が終わった。

2021220日 1017

 横浜市技能文化会館)

タイトルは以下のとおり。


「特定保健指導から見えてきた

日本人の食生活のカタチ。」

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座長/三上聡美さん

アドバイザー/影山なお子さん 大橋

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【プロット】

1.私の食体験、あの人の食行動――至福の瞬間、絶望・絶句の瞬間。

2.食生活において「ああ、日本人でよかった!!

  と感じる瞬間は、こんなとき、あんなとき……。

3.「あの人の健康状態(よいにつけ、悪いにつけ)は、

  食生活によるところが大きい」と思われる事例。

4.日本人が平均寿命において、

  世界の上位を維持しているのには、これだけの理由がある。

5.日本人をもっと健康にするために、

  いま、栄養士に何が求められているか。

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いろいろの職種の人たちを通して

日本人の食生活を観察できる栄養士さんたちの

観察や体験を聞くことができるのは意義深い。

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健康支援を職業にする人に限らず、

どこの職場にも「絶句型」の食行動をする人はいると思うが、

健康支援を本業とする人の場合、

自身は、人と歓談しながら食事をすることが苦手な人が

比率的に多いような気がする。

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お昼に、同僚といっしょに食事をしたがらない、

同席していても、ほとんどしゃべらない、

コロナ禍以前から「黙食」を好む人は少なくなかった、

そんなお話を聞くことができた。

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ここでは、プログラム「5」の

「日本人をもっと健康にするために、

 いま、栄養士に何が求められているか。」について

補足をしておこう。

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プログラム「4」とも関係するが、

日本人の平均寿命が高いのは、

「食生活+α」の要素があることを

肝に銘じておく必要がある。

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世界の長寿国の食事は、ひとくくりにするほど単純ではない。

プロの研究者でも、一定の地域を調べただけで、

「大豆製品がいい」「豆腐は長寿の源」などと

ほんの一部の食品だけに長寿の理由を求めてしまう。

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栄養学や疫学研究では、

生物学や民俗学、民族学系で行なわれている

フィールドワークが大原則になっていない。

食事調査票を渡して、

「これに記入しておいてください」などとやっていたのでは

本当のところがわかるはずもない。

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起床時刻、就寝時刻、食事時刻と回数、

食事のときの会話の量や話題、

排便や洗顔、手洗い、運動の頻度や、その時刻、時間、

日々の楽しみ、生きる意味、信仰の有無、

価値観などなと、

少なくとも「健康の6大要素」(栄養、運動、休養、

ストレスコントロール、人間関係、生きがい)について

自分の目で観察しない限り、

本当のことはわからない。

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もちろん、政治、経済、文化、教育、人口密度、

健康行政など、地政学的位置も無視はできない。

コロナウイルスの感染状況を見ると、

遺伝的要素も、予想以上に大きいのかもしれない。

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そんなところまで手を伸ばしていたら、

100年生きても結論は得られない……。

だからこそ、

いろいろの分野の研究を援用して(「学際的」という)

理論をつくっていく必要がある。

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とりあえず、そのような余地を念頭に置くことは、

健康支援の「質」を高めることになるだろう。

地球のすみずみまで見渡せるようになった時代に、

栄養学だけでモノを考えていたら、

見えるものまで見えなくなってしまう。

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「食ジム」関連で、蛇足の話をしておこう。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の会長、

森喜朗氏が、同委員会の臨時評議員会での発言によって

辞任することになったが、

「臨時評議員会」というのは、

シンポジウムのように公開の会議なのだろうか。

たぶん、そうではないだろう。

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ちなみに、「食ジム」は公開可能のディスカッションの場、

いわゆる「会議」とは似てもおらず、別物である。

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会議というのは、非公開、内密が大原則である。

だからこそ、自由な発言ができ、

脳内に嵐を起こす「ブレーンストーミング」ができる。

どうしようもないダメ・ダメ発言も、

そのダメ・ダメ度ゆえに、対抗するタフ発言を誘発する。

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会議での発言が、

その日のうちに部外に漏れてしまうようになったら、

政治や軍事はもちろん、あらゆる組織の会議など成り立たなくなる。

企業戦略、商品開発、人事、犯罪捜査、各種審査などなど。

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今回のトラブルで学ぶべきは、

ジェンダーの問題と同等、またはそれ以上に重要な、

会議のルールをしっかり守ることであろう。

それが組織を守り、国を守り、

結果として自分の命を守ることになる。

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会議は、その内密性ゆえに

自由な戦場になりうる。

命をかけるに値する戦場であるからこそ、

そこからは計り知れない成果が得られるのである。

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「会議の健康度」を、もっと高めたい。

「日本人は秘密を守れない」という悪評を

いくらかでも払拭するするためにも。

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# by rocky-road | 2021-02-23 22:09 | 「食ジム」  

コロナ禍の次は「戦禍」かも。

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コロナウイルスの災禍は、

人類に、そして人それぞれに

いろいろの教訓を与えているが、

私にとって、もっとも大きな教訓は、

「備えなければ憂いあり」ということ。

(「備えあれば憂いなし」の反対)

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予防ワクチンの開発は、

現在のところ日本は完全に立ち遅れている、らしい。

日本の開発事情を伝える報道は、不思議なほどにない。

コロナ感染者を毎日伝えるのと同じくらいに、

ワクチンの自国開発状況は、かなりの情報価値があると思うが、

マスメディア側には情報提供の意志はまったくないらしく、

伝えるのは外国の開発事情ばかり。

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競争に負けたり、生産過剰になったり、

副作用が出たりした場合のリスクの問題なのか、

それ以前に、そもそも開発能力の著しい低さなのか、

そのあたりの情報がまったく伝わってこない。

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日本での開発を促すためには、

「〇〇製薬はいま△▽の状況」などと、

伝えてもいいくらいだ。

開発中の製薬会社前にテレビカメラを据えて、

毎日、レポートをすれば、どれだけ話題性があることか。

ワクチンを開発しないのであれば、なぜそうなのか、

製薬会社の人にインタビューすればいいのに。

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いやいや、

実は「嵐の前の静けさ」で

極秘裏に製薬会社のいくつかが、

完成1歩直前というところに来ていながら、

逆転の1発を狙って、

あえて沈黙を守っているのか、

そんな可能性にも期待をしたい。

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そのような発想は楽観論そのものであって、

現実はそれどころではなく、

開発競争のスタートラインにもつけず、

「人の弱みにつけ込むのはよくない」という、

いわば武士の情けが働いて、

報道機関は、あえて視線をそらせているのかもしれない。

成熟社会期に入った日本および日本人は、

現状突破のモチベーションを失っていることは確かだ。

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いずれにしても、

この現状を重く重く受け止めるべきである。

コロナウイルス対策の問題にとどまるのではなく、

今後、日本に起こりうるいろいろの災禍を想定すべきである。

視線をそこに向けなければ、

コロナ禍から、なんの教訓も得なかったことになる。

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宇宙には何億、何十億という流星があって、

地球から観測できるシシ座流星群だけでも、

1時間に数万個だという。

大宇宙から地球目がけて飛来する流星もあるはずで、

巨大流星が地球に落下すれば、地球は、ほぼほぼ全滅。

天体観察をする人の中には、

そういう想定をして観測を続けている人もあるとも聞いた。

何億年に1回の確率だとしても、ありうることである。

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しかし、流星の落下や、コロナ以外の感染症の流行に比べて、

はるかに確率が高いのが「戦禍」である。

すぐ近くに、世界のリーダーになろうとする国が現われて、

高いモチベーションを露わにしている。

領海を広げ、それを既成事実にしようとし、

そこに入ってくる者を攻撃してもよい、

という法律を作ったし、

実際、軍事力を日増しに強化している。

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この状況を

のちに振り返ったとき、

「あの時点で、すでに戦争は始まっていたのに」

などと、後悔しないことを祈るばかりである。

公海を「自分の海だ」と主張することは、

制海権の固定化そのもので、すでに戦闘行為である。

外へ外へと膨張を続ける中国は、

国際舞台に躍り出たころの日本の状況と重なるところがある。

もっとも、そのころの日本だったら、

身近な国のそんな横暴を黙って見ていることはなかった。

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中国の覇権傾向は、コロナの襲来と違って、

一挙手一投足まではっきりと見えている。

(コロナだって「武漢発」とわかっていた?)

武漢でコロナウイルスが広がった段階で

ワクチンづくりを始めていればよかった、と

いまならだれもが言えるが、

そのときは、地球人のすべてが、な~んも考えてはいなかった。

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戦禍抑止も、コロナワクチン同様、

アメリカに頼りきっているが、

いまのアメリカは、自国内がザワザワしていて、

とても日本のことなど構ってはいられない状況。

それでなくても、アメリカ国内には中国系の諸組織が、

がっちり根を張り巡らせていて、

バイデン政権になってからは、さらに勢いづくと見る人が少なくない。

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ということであれば、

日本のマスメディアは、

製薬会社を取材するチームと、

防衛省を取材するチームを編成して

コロナワクチン開発状況と、

中国の日本進出と、それに対応する状況を、

それこそ日報として、連日、国民に情報を伝えるべきだろう。

それ自体が、ワクチン対策、「戦禍」対策になる。

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自衛隊は、この状況に対処していないはずはないから、

秘密を隠すことは承知のうえで、

「そこをなんとか」探ってみたい。

もちろん、ホームページからはなにも得られない。

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もっとも、そういうことは、いかにも間接的な、

遠回りのアクションであって、

いまこそ、コロナが怖いか戦争が怖いか、

緊急事態世論調査でも行なって、

国民を「平和ボケ」から覚ましておく必要がある。

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あきらめの早い日本人にとって、

敗戦というのは致命的ショックとなったようである。

1回負けると、もうどんな理由であれリターンマッチはなく、

「戦争はいけない」となって、思考が停止してしまう。

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それをアメリカの占領政策のおかげだという人がいるが、

それよりも、

世間体を気にする「他律的日本人」の側面という要素のほうが大きい。

「戦争はいけない」「平和がいちばん」といっていれば、

「いい人」に見えるから、ゆるく生きていけるのである。

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一方、中国は、これまで世界から軽んじられてきたし、

それ以前から、しばしば国内で戦争を繰り返してきているので、

「平和がいちばん」と考える人も多いはずだが、

リーダーになる人は別で、

国内を静かにまとめておくためにも、

今度こそ、世界のリーダーになろう、

マスクやコロナワクチン、医療技術、

そしてカネと軍事力によって拡大を続ける。

けっしてめげない、強心臓の人たちである。

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香港はすでに一国二制度を反故にされて、

中国の支配下にされようとしているし、

次は台湾、そして尖閣諸島がターゲットである。

かれらには「平和的に」「根気よく話し合って」という発想はない。

コロナ予防ワクチンの日本開発をあきらめたとしても、

「戦禍」を避ける対策、

「虐待」や「排除」を避ける対策は

すぐにでも始める必要がある。

「戦争はいけない」と言い続けてきた人は、

結果として、

「戦争に巻き込まれよう」「他国の支配下に置かれよう」

「自由を束縛されよう」と主張してきたことになる。

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「戦争は日本だけが起こすもの」

「太平洋戦争は日本だけの意思で起こった」

「平和憲法を守っていれば戦争は防げる」と

本気で思っている幼い大人たちは、

実は戦争を誘発する「危ない人たち」である。

なぜなら、そういう感性こそ、

攻める側にとって申し分のない条件である。

そこへ「コロナ」である。

いまは絶好のチャンスと見ていることが、

かれらのアクションの1つ1つから読み取れる。

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緊急事態宣言の延長は、

世界の危機であることに加えて、

日本の危機であることの再宣言と受け止めて、

視線をコロナウイルスの向こうに見えるものにも

向けようではないか。


# by rocky-road | 2021-02-03 21:36 | 新型コロナウィルス  

「泡」にだって「。」がつくのだ。

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お歳暮にいただいたビールの詰め合わせセットに、

「神泡。」というブランドの2缶があるのが格別にうれしかった。

八百万の神の国、日本。

泡にも神が宿るのである。

いやいや、

この場合の「神」は、「神業」「山の神」(自分の奥さんの卑称)「神童」(しんどう)系の、

格別にすぐれているもの、恐ろしいものに対する

尊敬や畏敬の表現である。

自社製品に「神」を名乗らせる自信と多少のユーモアが気に入った。

しかし、もっと共感したのは「神泡。」の「マル」のほう。

このセンス、ただ者ではないな、と思ったら、

案の定、かのサントリーの製品であった。

もちろん、この「神泡。」の2缶をすぐに飲むことはできず、

1週間は冷蔵庫の中に鎮座していた。

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サントリーといえば、

あの「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」である。

昭和36(1961)、当時は「寿屋」といった。

私には、まだ飲酒の習慣はなく、ウイスキーへの関心はなかったが、

それでもこのコマーシャルは耳になじんだ。

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大学を出て、最初の就職先はコマーシャルフィルムの制作会社。

ここでは寿屋のテレビCMフィルムの制作を受注していた。

赤坂だったか、日本橋だったか、東京支社の宣伝部にも何回か出かけた。

ここには、開高 健(のちに作家)、山口 瞳(のちに作家)

柳原良平(イラストレーター)らが宣伝・広告の第一線にいた。

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写真の『江分利満』(エブリマン)シリーズにはお世話になった。

江戸弁が残る軽妙な文体、

苦虫を笑み殺したような、渋い顔をしたユーモア、

そして、縦書きの文章に算用数字を使う表記法など、

ずいぶん影響を受けた。

写真の本、『江分利満氏の華麗な生活』の装丁、

行替えの不規則性に注目。

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「華麗な生/活」と、そこで折り返すかね?

これが山口 瞳氏の元同僚、柳原良平氏の遊びである。

寿屋は広告上手もあって、めきめき売り出し、

日本の代表的な洋酒メーカーになった。

ビール部門に参入したときには、

老舗のビールメーカーからはかなり警戒された。

若い感覚が大いに受けたのである。

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ちなみに、

「巨人軍、寿屋の多摩川工場を訪ねる」

というCMのロケでも接点ができた。

制作会社のスタッフとして、現地で撮影の手伝いをした。

そのときの集合写真がいまも手元にある(プリントをデータ化)

向かって左端が私、1人おいて長嶋茂雄氏(入団直後)

私の後ろに立っているのが山口 瞳氏。

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これには京都版もあって、

寿屋山崎工場を南海ホークス(現在のソフトバンクの前身)が訪ねた。

この写真もあるので、残しておこう。

樽型のバスの前での集合写真。

左から2番目、顔だけ出しているのが私。

ほぼ中央に立っているのが、当時、名将といわれだ鶴岡一人監督。

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話を「神泡。」に戻そう。

商品や広告の世界では、「。」を有効に使う伝統がある。

サントリーは、60年前から、

キャッチフレーズに「。」を打っている。

「金曜日はワインを買う日。」は、昭和36(1961)である。

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最近では、書名にも、屋号にも、「。」を使う例は多くなった。

「。」が入ることで、和やかさが出る。

使うコトバが辞書にあるそれではなく、人間が使ったコトバ、

というニュアンスが出る。

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ところが、

こういう方向性のある中で、

無造作に、または意図的に「。」を省いているのが

年賀状や喪中、転居、結婚、葬儀などの案内ハガキの既製品である。

この業界は、よくよく頭の働かない、

ちょっとおバカが商品開発をしているのだろう。

毛筆の雰囲気を出そうとしているのかもしれない。

宛名をパソコンで打っておいて、

なにが毛筆だ。このセンスは絶望的である。

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そういえば、前にも書いたが、

あるメーカーの便箋の表紙の裏に文例が載っていて、

それが現在の手紙の書式を無視していた。

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横書きの手紙なのに、相手の名が行末にきている。

すぐにメーカーに連絡したが、

担当者いわく、キャリアのある手紙の先生の指示によるという。

文房具メーカーの社員だからといって、

文房具を使いこなしているはずはないが、

それにしても、

チームとしての準備性がなさすぎる。

電話に出た人は、いっこうに非を認めず、

この路線で行くと言い張る。

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生まれる日本語表現、壊される日本語表現。

鴨長明が「方丈記」で述べたように、

「淀みに浮かぶうたかた()は、かつ消え、かつ結びて、

久しくとどまりたる例(ためし)なし」

であって、コトバも同様。

「神泡。」に見習って、コトバでビジネスを行なう者は

「神コトバ。」を目指したい。

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# by rocky-road | 2021-01-17 22:41 | 大橋禄郎  

栄養士だって・だから「哲学する」

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恒例の「パルマローザ 新春セミナー」で

終日、お話をさせていただいた。

演題は、「栄養学を『哲学する』と見えてくること。」

2021110日 横浜市技能文化会館)

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哲学の定義はむずかしいが、

いくつかのポピュラーな国語辞典などから引用した。

その1つは、

『新明解 国語辞典 第六版』(三省堂)

「哲学」とは……

①宇宙や人生の根本問題を理性的な思弁により突き止めようとする学問。

②自分自身の経験から築き上げた人生観(世界観)。

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もっと簡略化すれば、

「この世の神羅万象を理性的に分析し、
理解すること」であろう。

「哲学」という熟語は動詞的で、

「知を愛する」「考えることを愛すること」である。

したがって、

もちろん、栄養学を「哲学する」ことも、
健康を「哲学する」ことも、

食事や食事相談を「哲学する」こともできる。

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栄養学や栄養士、そして食事相談や健康相談は、

最終的には、人の健康、人の幸せを支えることだから、

もろに哲学的である。

「栄養哲学」という学問ジャンルがないのが
不思議なくらいだ。

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わかりやすくするために、

こんなイントロクエスチョンを試みた。

同意するものに「〇」を、同意しないものに「」を。

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1)(  )哲学には「知を愛する」の意味があり、

      したがって、愛知県人はおおむね聡明である。

2)(  )栄養学はエビデンスを重んじる科学だから、

      文系の哲学とはなじまないところがある。

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3)(  )哲学とは知識を学ぶものではなく、論理的思考法であり、

      真理を求める探求心である。

4)(  )大学などで教える「哲学」は、おもに「哲学史」であって、

      「哲学」そのものではない。

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5)(  )「哲学」が示す真理は、

      各国のことわざや格言の中にも少なからず含まれている。

6)(  )哲学的思考法を持たない栄養士は、

      ダメ出し型、栄養素士型になる傾向がある。

もちろん、みなさん、全問正解である。

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かねがね頭にあるのは、

哲学の解説書も多く書かれた

田中美知太郎(19021985年 西洋古典哲学専攻)

昔、『文藝春秋』に書いていた

「哲学は一般論として普及したのは後のことで、

当初は、個別相談によって、

それぞれにしかるべき解釈や打開策を示していた」

という説。

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このくだりを読んだとき、

「いわばカウンセリングだな」と思った。

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最新の栄養学も、

すでに得た科学的知見をもとに

生活者の実践的スキルとして普及するのが、

21世紀における主要な仕事の1つではないかと思う。

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「健康とはなにか」「健康寿命の意味とはなにか」

「生きがいとはなにか」

これらは、かつてはまさしく哲学の領域。

それを一度でも考えた栄養士と、そうでない栄養士とでは、

まずは本人の「人生の質」や、

人への影響力において大きな差が出る。

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講義では、こんな事例を使ってみた。

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哲学用語に「演繹法」(えんえきほう)と「帰納法」(きのうほう)

という思考法がある。

演繹法とは「肥満はエネルギーの過剰摂取によって起こる」

という命題(テーマ)に素直に従いすぎると

「あなた、間食をしてはいけませんよ」

というような結論の出し方になったりする。

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これに対して帰納法(きのうほう)では

「Aさんは残業のときに夜食をとる習慣がある」

Bさんは晩酌にビール1缶と日本酒2合を飲むことが多い」

などの事例を重ねることによって、

「肥満はライフスタイルの中に原因がある」
のような結論になったりする。

問いかけは、帰納法的思考法といえる。

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振り返ってみると、

この種の思考は、もともと好むところで、

以前(1993)、ダイビング雑誌で、

「海と人生」というコラムの連載を
33
回にわたってしたことがある。

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「ダイビングの費用は投資か浪費か」

「魚たちとどう健康的につき合うか」

(人は)なぜ海に潜るのか」

などについて語った。

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いつか来た道で、

これを栄養士に置き換えれば、

限りなくテーマは広がる。

「ダメ出し栄養士と問いかけ栄養士とはどこが違うのか」

「栄養士が身だしなみを整えることにどんな意味があるのか」

1人職場の栄養士のライフスタイルは?」

などなど。

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いやいや、「いつか来た道」ではなくて、

こういうことは、つい先日(202010)出した

『栄養士のための ライフデザインブック』でも

論じたばかりではないか。

いまも歩いている真っ最中、っていうこと。


そうでありました。 



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同書は、未来に向けて十二分に
「哲学し続けていた」のである。

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新春セミナーでは、

「同書を読みましょう」などと

野暮なことは言わなかったけれど

(実は、この本との関連を見落としていたのだが)

「哲学書はとっつきにくい」という人には、

超近道の方法として、

とりあえずは「故事・ことわざ辞典」などを座右に置くと、

哲学的思考のオードブルくらいにはなるかもしれない、

とおすすめしておいた。

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「衣食足りて礼節を知る」

「急いては事を仕損じる」

「情けは人のためならず」

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「木を見て森を見ず」

「ローマは1日にしてならず」

「結婚へは歩け、離婚へは走れ」

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「戦争に行く者と結婚する者には、けして忠告をするな」

「金がなくて恋愛結婚をすれば、楽しい夜と悲しい昼を持つ」

「秋なすは嫁に食わすな」

哲学だねぇ。

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# by rocky-road | 2021-01-13 18:49 | パルマローザセミナー  

「待ってました!!」

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食コーチング、講師養成講座、第8回は、

「自由テーマによる講話」の演習であった。

(1220日⦅日⦆横浜市技能文化会館)

この演習を振り返っておこう。

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事前にお伝えしておいた課題は、以下のとおり。

1.課題 「自由テーマによる講話」

  講座受講の方々を対象とする、有効なお話。

  「健康」「栄養士」の隠しテーマがあることが望ましい。

2.テキストはA4用紙1枚(厳守)

 時間内に収めるのには、柱(項目)は2本~3本が限度。

 テキストを30枚(全員分)、各自でコピーして、

 当日、全員に配布。

3.その日の講話の導入になるイントロクエスチョンを

  3問、テキストのトップに配してください。

  3問中1問は「笑える」クエスチョンを試みてください。

4.講話時間、お1人 20分以内。

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「イントロクエスチョン」は、

大橋のオリジナルで、聴衆の気分をほぐしたり、

講話や講演を聞く心の準備をしていただくのが目的。

みんなが答えられる内容であること、

「正解」「不正解」を問うのではなく、

「同意するものに『〇』を、同意しないものに『×を」

のように、相手の意志を尊重した聞き方をすること、

などが注意点。

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たとえば、栄養士に好ましい食事相談のスキルを
伝えるセミナーであれば、

イントロクエスチョンはこんな具合。

.(  )食事相談の目的は、正しい食事法を

     知ってもらうことだから、栄養士自身、

     「食事の栄養バランス」を保つ指針を

     実行していることが望ましい。 

2.(  )上から目線の話し方にならないように、

     椅子は相手より30センチよりも低いものを選んで

     座るようにしたい。

.(  )相手の状況を把握することなく、

     最初から「教えてあげよう」という姿勢で

     食事相談に臨むのは好ましくない。

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講演などでは5問~8問程度を用意し(持ち時間による)

1つ1つについて「〇と思う方、お手をあげてください」

などと聞いて、そこで設問の意図を話す。

大事なのは、その日の受講者の属性(男女比や年代、職業)

などによって、よりふさわしい問題を考えること。

ちなみに、上記のイントロクエスチョンの回答は、

1「×」 2「×」 3「〇」

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1」は「食事相談の目的は、正しい食事法を

    知ってもらうことだから」の部分が不適。

    食事相談の目的はそのつど異なる。

    「正しい食事法を知ってもらう」ことが目的とは限らない。

    後半の「『食事の栄養バランス』を保つ指針を

    実行していることが望ましい」という部分は

    そのとおりだからOK。

    前半と後半をねじらせた、ひっかけ問題。

    設問に多少、ワザがいる。

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「2」は、いうまでもない。物理的高さの問題ではなく、

心理的な、またはマナーとしての高低差の問題。

「3」は、もちろん「〇」。

今回は講話のスキル以前の問題ながら、

テーマの決め方と、

テキスト作りのほうにポイントを置いた。

一般には、「テキスト」のことを「レジュメ」と

誤って使っている場合が多い。

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「レジュメ」(r
ésumé)
はフランス語で
「要旨」や「要約」のこと。

履歴書を指したり、
会議やイベントの要旨を事前に示すものであったり、

プレゼンテーションや講演を

事前または事後に伝える内容の要約であったり。

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発表された8名の講話のタイトルは以下のとおり。

*「3実」

*「ある老人ホームから見る長生きの秘訣。」

*「白Tシャツにジーンズの似合う女性になる。」

*「障がい福祉 食サポートの立場から。

  --それぞれの『健康のカタチ』を導くために--

*「クライアントの立場からもっと楽しむ5つの提案。」

*「特定保健指導のクライアントのライフスタイルと健康。」

*「栄養士のための『家島』の歩き方。」

*「マッチングアプリの写真から見える男性の健康度。」

*「病院栄養士が訪問食事相談に行く。

 --ネコと生活を続けたいAさんをサポートして--

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1日目の発表者全員のテキストのタイトルに

句点(「。」)があるのがおもしろい。

けっして指示したわけでもないのに。

影山さんや大橋の影響と思われるが、

世間では、タイトルに「。」を入れないのが一般的だから、

ときに「変な表記法!」と、
首を傾げられることがあるかも。

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テキストの話に戻ろう。

講義や講演の現場で使うペーパーを

「テキスト」という人はどれくらいいるのか、

他のことはわからないが、

私は約30年前の、大学の非常勤講師時代から今日まで、

学生や受講者、塾生に当日配布するものを

「テキスト」と呼んで、その方式を踏襲している。

レジュメとテキストとは目的も形式も違う。

パワーポイントをコピーしたものを「レジュメ」と称し、

それを当日も使う講師が多いが、こんなのは問題外。

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講話・講演に使うテキストは、

それ自体が1つの独立した「作品」と心得る。

そもそも講義というものも、

その日、その時のパフォーマンス作品である。

「またこの次」はない。一発勝負である。

だからこそ、時間をかけてじっくりと作る。

私の場合、講義の予定日の数か月前、

講演なら依頼を受けた数日後からテキストづくりに着手し、

1年~数日前まで、制作を続ける。

あるテーマについて、
だれよりも長く、

だれよりも深く考えたという自負が生まれるので、

自信をもって講義ができる。

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講話、講演のウマい・ヘタのチェックポイントは多々あるが、

私の場合、テキストも大きな評価点になる。

用紙の厚さ、サイズ、紙面のデザイン、

タイトルのつけ方、全体の構成、分量、綴じ方など。

テキストを見れば、

その講師の力量は数秒でわかる。

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ときに、「内容を盗まれるから」といって、

テキストには、ちょっとしたキーワードしか

書かない講師がいるが、

こんな講師は、貧弱なアイディアしかないからこそ

それを守りたがるのである。

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テキストは「作品」だから、

それがどこへ持っていかれようと、

オリジナリティはビクともしない。

どう利用されようが、

自分のような説明はできるはずもない。

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そういうことを学んでいただきたいので、

「食コーチング 養成講座」では、

テキストづくり、プリントや配布の方法まで、

実体験していただいた。

A4、1枚だけのテキストながら、

準備性が歴然と出た。

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どこでコピーしたのか、

平安時代の古文書のような薄いインクのものから、

私のテキストだったかと錯覚するほど

大橋流のデザインであったり。

これから講演の機会がふえるはずの人が、

こういうテキストづくりを経験しておくことの意味を強く感じた。

講演は、日本人またはアジア人の苦手スキル。

明治維新まで、

このような形式の「1人しゃべり」(司馬遼太郎さんのコトバ)

日本にはなかった。

あえて探せば、

禅宗の法話をするめために

トレーニングを受けた僧侶(俗に「説教坊主」)

全国に派遣されていた、ということくらいか。(司馬説)

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福沢諭吉が「スピーチ」を「演説」と訳して以来、

1人しゃべり」文化が始まった。

それからようやく150年、

民主主義時代から数えれば、わずか75年。

まだまだ「これから」である。

だからこそ、スキルアップをしたい。

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それをするのが

政治家でも学者でも、教員でもなく、

栄養士であり、健康支援者であることに

なんの不都合もない。

さあ、「待ってました、栄養士!!!

(講演会では、こういう掛け声はかけないこと)


# by rocky-road | 2020-12-27 23:43 | 食コーチング師養成講座  

人生は同時進行。

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パルマローザのみなさんからいただいた

沖縄旅行プレゼントを

2020年ぎりぎりのタイミングで活用することができた。

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12月ながら、

スノーケリングのチャンスはあると見込んで

3点セット(マスク、スノーケル、フィン)を用意したが、

珍しく長期の曇天と強風のため、

伊江島でのスノーケリングはあきらめざるを得なかった。

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しかし、沖縄の4泊5日間は一瞬である。

パルマローザのハッピーな人たちと一緒に

高級ホテルライフ、ビーチ歩き、

水族館、美ら海公園歩き、

焼失後の首里城と周辺の公園、

ショッピングなどなどを満喫した。

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コロナ禍の国際通りを見て、

観光県のダメージの大きさを実感した。

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当たり前のように行き交った外国人、

とくに中国人の姿は皆無に近い。

これまで、

夜遅くまで開いていたみやげ物店には

午後6時で店を閉め始めるところが何軒もある。

商店の半分は閉店した、という地元の人の声も聞いた。

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政府が、ポピュリズム(大衆迎合主義)をとらずに

いまだに「Go to travel」を続ける意味がわかった。

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ニュースは、多くの病院で、

コロナ患者や一般患者の受け入れが限界のところまで

きいてることをしきりに伝えるが、

日本全体で見れば、

収入減や収入ゼロによる困窮状態に陥る人が

コロナ患者の数万、いや数十万倍は生まれているはずで、

その人たちの命やモチベーションをとどめる手を

1秒でも離すことができないのが現実であろう。

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街の声は、

「まずはコロナを収束させて、

それから経済にとりかかればよい」という。

もっともらしく聞こえるが、

人は、職場を失ったり、経済的に困窮したりすると

生きる希望を失ったり、そして死んだりもする。

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警察庁速報によると、

2020年は、前年に引き続いて自殺者が減少傾向にあったが、

今年7月以降は前年比を上回り、

この5か月間(11月まで)は、

連続して月に1500人以上の自殺者が記録されている。

すべてコロナ関連によるものではないにしても、

因果関係のある事例は少なくないだろう。

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この惨状を訴える「医師会」や「政府諮問会議」もないので、

人々は「Go to travelなんて言ってる場合か」

「ロックダウンでもなんでも早く手を打つべきだ」と、

シンプルに言う。

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政府が能天気に「travel」だ「eat」だと

促しているように見えるけれども、

地方の商店街、いやいや都市のど真ん中にいても、

解雇されたり収入が激減したりした人はゴマンといるはず。

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国際通り近くの店で買い物をした人は、

店を開いている夫婦が、

「助かります、ほんとうに……」と
何度もいうのを聞いたという。

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Go to travel」は、

各地に生活資金とモチベーションを運ぶ

システムにもなっている、ということだろう。

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危険は伴う。
イチかパチか、人生には危険はつきもの。

同時進行的に歴史は動き続ける。

どんな状況でも、

考えること、動くことはやめてはいけない。

どこかできっと突破口が見つかるはず。

あしたのことはわからない。

そこに人生のおもしろさがある。

去年の10月、

首里城をバックにみなさんの写真を撮った、

その1週間後に、

そこは焼失した。

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が、それで「一巻の終わり」ではない。

いまも人々はここに来ているし、

自分もそこにいる。 

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今回の旅からも、

いろいろと学ばせてもらった。

バースデープレゼントに感謝、感謝である。

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# by rocky-road | 2020-12-11 19:18 | 沖縄  

あなたの「食事力」は?


1128日、

82回食ジムが終わった。

テーマは以下のとおり。

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食育は定着したか。

今後、栄養士は食育にどう対応すればよいか。

座長/米澤 須美さん

アドバイザー/大橋 禄郎、影山 なお子先生

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1.親から受けた食に関するしつけのうち(今日の食育)、
  「これは正解だった」と思えるのは、「これ!」

2.「お里が知れる!」 ――
  あの人の、あんな食習慣、あんな食感覚、
  あんなマナー、あんな食べ方、事例集。

3.ニッポンの「食育」の現状 ――
  「ここはグッド」「ここはノー グッド」と感じるところ。

4.私が子どもにしつけたい(しつけている)、
  こんな食習慣、こんな食感覚、
  こんなマナー、こんな食べ方。

5.栄養士として、「食育」を、
  どのようにレパートリーに加えればよいか。

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経過については、

パルマローザのホームページに常設の

「活動結果レポート」に譲って、

ここでは「食育論」に絞って考えることにしよう。

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教育の原点は、本来、家庭にあった。

農業の家庭の子も、漁業の子も、林業の子も、

物売り家業の子も、泥棒家業の子も、

親の仕事を手伝うことを通じて、

生きるための知恵や技を身につけた。

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しかし、算術や読み書き、

モノの見方や考え方を学ぶ必要が感じられるようになり、

寺子屋のような、私設の塾ができた。


それが学校のルーツだが、

子供を学校に預けると、

親は多くことを学校に任せるようになる。

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「先生からも言ってやってくださいよ。

こいつ、朝寝坊ばかりして

起こしても起きないんですよ」


「うちの子、学校に行きだしてから

ちっとも仕事を手伝わなくなったんですよ。

先生からもキツく叱ってください。叩いてもいいですから」

こんなふうにして本末転倒が起こる。

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学校給食も、

もともとは、お弁当を持ってこられない家庭などのために

生まれたと聞くが、

ここでも本末転倒が起こる。

「好き嫌いが多くて困っています。

先生からもキツく言ってくださいよ」

「うちの子、食べるのが遅いでしょ?

サッサと食べるようにしつけてください」

「あの子、かぼちゃがダメなんです。

ナニか、ほかのものと替えられません?」

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こういう歴史を見れば、

「食育」の方向性も予想できた。

食育基本法の成立理由はこうだ。

家庭での食事は情緒や人間性を育むうえで

重要な場面であるも、人間性を身につける場だ、と。

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しかし、都市化と核家族化が進み、

家庭には、おじいちゃんやおばあちゃんが少なくなり、

「わが家のしきたり」を伝える人が激減した。

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都市化によって、

女性は主婦専業から

周辺にある職場に通うようになる。

こうして、ニッポンの家庭では、

わが家の味や伝統を伝える親が忙しくなった。

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幸か不幸か、

お母さんが食事をつくらなくても、

冷蔵庫があり、電子レンジがあり、

コンビニがありで、

「食べたいときが食事時刻」となった。

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燃料が不十分のときは、

調理後、温かいときに全員集合が当たり前だった。
が、やがて「チンして食べておいて」となった。

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「食育」のステージは風前の灯。

このピンチを救うために

学校がひと肌脱ぐ、そういう法律ができた。

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しかし、学校給食の歴史でもわかるように、

人に任せるようになると、

依存度が高まるのは世の倣いであって、

やっぱりここでも、

「先生、うちの子、お箸の持ち方、ヘンでしょ?

正しい持ち方、仕込んでやってください」
「お月見団子、おいしかったって。

でも、先生、ノドに詰まらせた子がいるそうですね。

うちの子、だいじょうぶかしら?」

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学校では、

国語、算数、理科、社会……と

いろいろの科目があり、

中学生にもなると、

専門の先生が配置されるようになる。

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それに倣えば、

食育でも、

*食卓コミュニケーション、

*買い物スキル、

*お食事のお手伝い、

*食器の扱い、

*環境汚染対策、

*生産・流通など、

いろいろの教科が必要になる。

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そんなことまで1人、2人の先生に任せられても、

手に負えるはずもない。

そこで学校は、

専門のコーディネーターに助けてもらうことになる。

かくして、

「食育」は、家庭ではなく、

学校でもなく、社会が行なうものとなる。

「家庭は遠くになりにけり」である。

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対策は、

各職場で「父親学」「母親学」を学ぶ場をつくること。

高齢者への「食育」よりも先に手をつけるべきであり、

そのほうが食育効果はあがるだろう。

大人が磨くべきは「食事力」である。

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食材、食事を選ぶ力、

定刻に食事をとる力(習慣)、

1日に、なにをどれくらい食べるべきかを

把握する力、

人と語り合って食事を楽しむ力(習慣)、

体重を適正に保つ力などなどを総合したものが

「食事力」である。

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「食事力」をだれが推進するのか、

栄養士のほかに、だれがいる?

いやいや、そう言っちゃぁオシマイヨ。

「食事力推進士」というような国家資格と、

それを組織とする行政システムが必要だろう。

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そのためには、

「食事力」をもった大人を

ゴマンと育てなければならない。

たれが育てるの?

話は遠い未来の、先の長~い話である。

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# by rocky-road | 2020-12-02 23:51 | 「食ジム」  

出版記念パーティを、いつかまた……。

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栄養士のための ライフデザインブック』の

パルマローザ主催の出版記念パーティが、

1115日に開かれた。

(横浜元町/霧笛楼)

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温かく和やかな会であった。
その和やかさは、女性の企画・運営によるものだろう。

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進行手順も関係者のごあいさつなどは、

ほかの出版記念パーティと比べても

ずっと明るく、リラックスしていて申し分なかった。

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表看板を「出版記念パーティ」とはせずに、

あえて「セミナー」としていただいたのは、

次の出版を目指す人たちにとって、

1冊の出版で舞い上がりすぎではいけない、

という、自戒・他戒の意味があったからである。

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そのため、「栄養士にとって出版とは

という1時間の講話をさせていただいた。

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栄養士の出版物の大半が料理書だが、

「健康の6大要素」を提案する時代には、

生きがいや、よい人間関係の維持・発展を願うためにも、

健康法や生きがい論を展開する必要がある。

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俗に「文字もの」という。

しかし、一部の医師が提案するような、

食事や食品の薬効を謳う論説は、

もう終わりにしたい。

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とはいえ、

著述を得意としない栄養士のためには、

いきなり雑誌や書物で「健康のカタチ」を

提案するわけにもいかない。

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いまからでも、それなりの特訓をする必要がある。

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「ロッコム文章・編集塾」は、

いわば基礎体力づくりの場であるので、

著述・著作を目標とする勉強会、

あるいはプロジェクトをつくる必要があると、

提案した。

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ちなみに、

私自身は、これまでに3冊の本を著わしたが、

自分の出版パーティは一度もしたことがない。

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理由は前述のとおり、

次の1冊に向かうことに注力したためである。

妙なのは、

アメリカに本社がある『リーダーズダイジェスト』に

スノーケリングの記事を書いたときには

ダイビング仲間に祝賀パーティを開いてもらった。

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今回のように、

多くの人が共働で作った本の場合は、

こういうパーティを開く意義はある。

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いろいろの形で参加していただいたみなさんの

スピーチを聞くのは楽しかった。

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版元の医歯薬出版からは、

ご担当いただいた山本美和さんにご出席いただいた。

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スピーチをする人たちの安定したお話は、

見事であった。

これぞ日頃のトレーニングの成果というべきであろう。

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13年かかったが、

けっして苦しんだわけではなく、

楽しんで試行錯誤を繰り返した。

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どんな職域の栄養士にとっても、

どんなキャリアであっても、

どんな年齢であっても、

今後の向かうべき方向を考えるうえで

この本には多くのヒントがあるだろう。

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当日、有志は横浜の《ハイアットリージェンシー》に宿泊し、

横浜スティを楽しんだ。

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翌日、16日の快晴、

ビーチ歩きには最適な1日だった。

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その写真をいくつかあげて

今回は終わりとする。

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# by rocky-road | 2020-11-17 21:16 | 栄養士のための『ライフデザインブック』  

名刺は新しい自分の居場所を生み出す。

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このところ、プライベートの名刺を作る人から

記載事項やデザインについて

尋ねられることが続いている。

一般的に、名刺は勤め先で作ってくれるので、

自分で作るとなると

迷う人が多い。

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ここはいつか来た道で、

昔、ダイバーとしての名刺を作る人が多く、

多くの人の相談にのったことがある。

そのノウハウを記事にしたこともある。

(記事を探したが見つけられず)

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プライベート名刺は、

仕事の名刺以上に

アイデンティティを感じさせるものである。

組織に寄りかからずに、

自分がシャキっと立った姿をアピールすることの重みが

アイデンティティを刺激するのであろう。

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それほど個人にとっては意味深いものではあるが、

現段階では、プライベート名刺を作る人は多くはない。

したがって、

そのコンセプトや制作法を学ぶ場は多くはない。

少し前までは、

町の軽印刷業や名刺屋さんで

作ってもらうのが普通だった。

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いまは、パソコンで自作する人が少なくない。

が、「プライベート名刺論」を持たない人が

パソコンの力を借りても、

自他ともに満足するものは出来上がらない。

アイデンティティどころか、

ショボい自分をアピールすることになったりする。

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世界的に見れば、

ハンコ同様、名刺は日本的な文化に違いない。

スマホ時代ともなれば、

アドレスの交換で人とのつながりは成立するが、

日本人としては、

手触りを感じるアナログ文化が

自分の立ち位置を、自分自身に認識させるうえで

少なからずの意味がある。

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昔もらった名刺を見直していたら、

「無港」というのがあった。

英語名は「team NONBAY

「ノン ベイ?」

なるほど「チーム 呑ん兵衛」のしゃれである。

こういう遊びができるのも

プライベート名刺の自由さである。

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さて、日本にしかない(?)はずの

プライベート名刺の

「作り方・扱い方 ミニマニュアル」を

以下にまとめてみよう。

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【プライベート名刺の作り方】

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1.まず、いままでもらった名刺を見直して、

  自分のイメージをつくる。

  軽印刷業やハンコ屋さんで見本を見るのも有効。

  先に作った人がいれば、アドバイスを受ける。

2.個人であっても屋号または肩書き、

  所属などを考える。

  「マリンエッセイスト」「食べある木の森 会員」

  所属するグループ名を入れるときは(入れ方にもよるが)、

  そのグループのリーダーの了解を得る。

3.アイキャッチャーを入れる。

  (受け取った人がすぐに気がつく

  イラストや模様、色、デザインなど)

  だたし、バラやヒマワリの花などは、

  やや、ありきたり。蓮の花は仏教的。

  自分の正面ポートレート入れると

  営業用の名刺っぽくなる。

  小型や角丸、ピンクなど、

  あまり女性らしさを強調しない。

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4.裏面には、自分の活動(仕事、余暇活動、趣味、

  キャッチフレーズ、業績など)を入れる。

5.出来上がった名刺は

  相手かまわず渡さない。

  つき合いが始まりそうなとき、

  相手の名刺をいただきたいときなど、

  ていねいに扱う。

さて、あなたなら、どうする?

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# by rocky-road | 2020-11-08 23:02 | 名刺  

健康のカタチを求めて……。

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今年3月にスタートした

「食コーチング講師養成講座」も、

この1024日で第6回、全12回の半分まできた。

今回のテーマは「『健康のカタチ』とは……」

そのメインは《ヘア&メイク》であった。

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食コーチングをベースに食や健康を語るとき、

講師の身だしなみは、きわめて大事。

健康を語る人が「健康的」でないと、

説得力が低下する。

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医師から看護師、保健師、栄養士、

そしてレントゲン技師、

さらには、事務職まで、

直接・間接に人の健康を支える者は、

内面はもちろん、

外観においても健康でありたい。

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身だしなみは、

まずもって自身のもっとも身近な環境である。

(厳密にいえば、自分の鼻や耳、手や足の形、

皮膚の色、髪の色つやも〝外部〟環境である)

それらの環境は、当然、情報をもっているが、

環境を読み解くリテラシーがないと、

ただの物質でしかない。

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赤いパンツを履いて元気が出る人、

シルクのパジャマを着て寝ると眠りが深くなる人、

新しいジャケットを着たとき、

いつも以上に姿勢がよくなる人などは、

「衣環境」に対するリテラシーがある人

ということになり、

その効果は、自分および周囲の環境に影響を与える。

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「衣環境リテラシー」を向上させるためにも、

上記の講座で、各自がヘアメイクやフェイスメイクについて

「私の流儀」として2分間のプレゼンテーションを

していただく、という宿題は有効であったと思う。

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講師の身だしなみとプレゼン内容を

同時にチェックされる研修会は、

そう多くはないはずである。

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さらに、自分の流儀を2分間話すのに、

原稿を用意する必要はなかろうと、

途中から、メモに頼らないプレゼンに変えた。

なんたって「一流の講師養成」である。

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ところで、

『広辞苑』は「身だしなみ」をこう定義する。
「身のまわりについての心がけ。頭髪や衣服などを整え、

言葉や態度をきちんとすること」

身だしなみには、「言葉」や「態度」も含まれる、

というところは注目点である。

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この「食コーチング 講師養成講座 第6回」

が始まるのに合わせたかのように、

NHKラジオ(第2放送)が

カルチャーラジオという伝統ある番組で、

『ファッションはどう変わるのか』という

3回シリーズを放送してくれた。

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各界の第一線で活躍している人の講演を

ラジオ番組用に再構成して放送するもの。

司馬遼太郎さんも、ドナルド・キーンさんも、

かつてこの番組でお話をしている。

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『ファッションはどう変わるか』の講師は

「パーソナルスタイリスト」

「ファッションレスキュー」を名乗るキャリアのある女性。

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3回のテーマは、

「自分に合った服とは」

「コロナでファッションの行方はどうなるか?」

「似合うをどう構築するか」

なんと魅力的なタイトルだろう。

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だがしかし……。

「人は見た目が9割」という説があるが、

「人は第一声が9割」という面もある。

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妙に上から目線で、決めつけしゃべり。

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それはいいとしても、

話の内容がつかめない。

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「アフターコロナ」とか

「マインドフルファッション」とか

「マインドレスファッション」とか

「ダイバシティ」とかと、

カタカナ語をよく使うが、

11語の概念も定義もはっきりしないため、

「だから、こうだ」のように話が着地しない。

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ついでにいえば、

「ファッションレスキュー」も

切ないネーミングではなかろうか。

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ファッションも絵画も、

コトバで説明するのはむずかしいが、

この講師の話は、言語心理学的な価値がある。

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1時間も話し続けながら、

なんとも独りよがりの観念先行、だから抽象的で、

ほとんど内容がない、

聞き手の行動に影響を与えるような考え方の提示も

アクションプランもない。

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そういう講演というのが存在することを知った。

言語学者必見の講義である。

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さすがはNHK、

よくぞここまで空っぽなしゃべりをする人を

見つけだしてくれたものである。

反面教師として、

これ以上の事例にはめったに出会えないと思ったので、

急いで録音をし、養成講座の受講者に聞いてもらった。

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『広辞苑』の「身だしなみ」の定義にもある

「言葉や態度をきちんとすること」に従えば、

「パーソナルスタイリスト」を名乗っていても、

「身だしなみ」に不備がある、ということになる。

われわれの講座に参加してくれれば、

「倍返し」どころか、

100倍にして返してあげるのに……。

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「食コーチング養成講座」の話に戻ろう。

女性の表情が「チーク」(わが用語では「頬紅」)の補強で

みなさんからも「オーッ!」と声が出るほど輝きが増す。

こういう環境に男1人、居合わせる幸運を感じる。

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いまは「オンライン」に頼らざるを得ない時期だが、

講義、講演というアナログ形式のコミュニケーションスキルは

なくなることはない。

群れ行動をする動物は、

個体と個体の接近、接触、向かい合いを

基本的行動とする。

そこに戻らないと心身の健康は保てない。

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小原秀雄氏(動物学者)によれば、

ヒトは自ら村や町、都市という檻に入って

「自己家畜化」してきたが、

それでも、対面しての情報交換は捨ててはいない。

ということは、

講義・講演のテキストや、

チークによるメイクアップのスキルは

これからも磨く必要がある。

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この「講師養成講座 第6回」を行なった翌日、

1025日(日)には、

食ジム」 第91

「身だしなみを磨き続けるには どんなことが必要か」

というテーマで終日、話し合った。

(座長/甲斐和恵さん 横浜市技能文化会館)

プログラムは以下のとおり。

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1. 「ここだけの話」……TPOの読み違いや準備不足のために、

  その日の身だしなみで 「やっちまった物語」。

2.「私は見た!」……職場で、会合などで、 その人の身だしなみに

  ドッキリ、ビックリの事例集。

 

3.現在・過去・未来、身だしなみが見事と思った同性・異性、

  いま、お手本にしているあの人、あのコーディネート。

4.キーワードや

  フレーズを50個、あげるとすれば。(印象、ヘアスタイル、衣服、

  アクセサリー、イメージなど)

5.身だしなみを磨き続けるためには、どんなアクションがあるか。

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経過は省くが、項目「4」の

「健康的ではない身だしなみとはどういうものか……」で

思いつくままにみんなであげてみた。

その一部をあげて、今回のブログは閉じよう。

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*年相応という考え方。

*覇気のない表情。

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*姿勢が悪い(猫背など)。

*歩き方に力がない。

*ブラシや櫛が通っていない髪。

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*輝きのないメイク、または過剰なメイク。

*聞き取りにくい小声。

*(おっさんのような)品のないくしゃみ(「ウェックション!!」)

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*場違いの大笑い。

*首筋から胸まわりが見えるシャツ。

*ダブダブ、パツパツの服装。

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*服を選ぶとき「一生着られる」を基準にする。

*香りすぎる過剰香水。

*日焼けを避ける過剰な防御(黒ずくめ、忍者)

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*中身がパンパンのバッグ。

*どこへいくのもエコバッグ。

*領収証などでパンパンの財布。

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*茶、灰色、オリーブ色(国防色)の衣服。

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*シワシワ、毛玉、よれよれの衣服。
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*(服装)柄に柄を合わせる(ガラガラ)。
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*磨いていない靴。
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*靴の中敷きが汚れている。

*「終活」に励む高齢者、それをすすめる識者。

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以上。


# by rocky-road | 2020-10-29 20:28 | 食コーチング師養成講座