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パルマローザ・フォトコンテスト 応募作品選評

パルマローザ・フォトコンテスト 応募作品選評。

恒例のパルマローザ主催の写真教室(32)を

開催しました。(2025年4月29日 あしかがフラワーパーク)

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そこで撮った写真を、

フォトコンテストに応募していただきました。

(5月10日締め切り。作品は「スタンバイ・スマイル」に掲載中)

https://palmarosa.exblog.jp/



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日本のフォトコンテスト(以下、フォトコン)の世界では、

作品の評価順位を、

上から、「金」「銀」「銅」の順で表わします。

この3賞から外れた作品は「佳作」とします。

主催者によっては「選外」とする場合もあります。

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フィルム写真が主流であった時代には、

写真も創作性、芸術性の高い美術として、

それなりにリスペクトされる趣味であり、

それを職業とする人も少なからず存在しました。

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その当時は、「写真教室」や「撮影会」が各地で行なわれ、

すぐに満員になるほどに盛況でした。

とくに人気があったのは「モデル撮影会」や「ヌード撮影会」。

数人のプロモデルを囲んで

大半の男性カメラマンが熱っぽくシャッターを切り続けました。

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その熱気と緊張感はハンパでなく、

うっかりカメラマンエリアから半歩でも出たりすると、

「そこ、どけ!!」「何やってんだよ」「バカやろう」などと

怒号の砲火を浴びました。

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ハイアマチュアがほとんどなので、

カメラの操作やフォトテクニックのレクチャーはゼロ。

それでも、アマチュア対象の「写真教室」が

公園や動物園など公共の場で開かれました。

そんなときは、講師と数人のアシスタントと移動撮影。

途中で、いろいろとアドバイスが受けられました。

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参加者は、講師が撮った位置から、

同じように撮ることを促されていました。

まったくの初心者の場合は、それも「あり」でしょう。

バルマローザでも、

最初はそういう方法をとったこともありますが、

写真は、被写体を見つけるところから始まるので、

そういう、独創性の育ちにくい方法はやめました。

 

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さて、今回は、広いパークの中を、

勝手に歩き回るスタイルであったため、

いくらか被写体にバラエティが出たように思います。

なにを撮ったかわからない人には、

ちょっと冷たかったかも。

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写真教室に限らず、講演でも、演劇でも、

勉強会でも、原則は、講師に少しでも近いところにつくこと。

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私は、インストラクターのつくダイビングツアーでは、

陸上でも水中でも、

インストラクターの間近の視界に入るポジションを

キープします。

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情報は1ミリでも近いほうが、情報の質と量が豊富だから。

ダイビングの場合は、なによりも安全性が高まります。

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今回のフォトコン。

久々に「銀賞」「銅賞」作品がありました。

「素人だから」「栄養士だから」と

甘やかすことなく、一定の選考基準は守りたいと思います。

そして、タイトルの適否についてコメントとしました。

ただし、タイトルは応募作品の評価基準にはしていません

(キャッチコピーのコンテストではないのだから)

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応募作品選考結果


「銀賞」

影山なお子さん

「ジャストシーズン」

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選評

藤の花が売りの公園だからといって、

花の撮影に終始する必要はない。

花を入れての同行者をモデル撮影。まさに一石二鳥。

臨場感も、モデルの表情も、

光の効果(レフ/反射板使用)で、プロ級の仕上がり。


「銅賞」

岩田博美さん

「白藤観覧中 

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選評

アリウム(花)が、白藤を「鑑賞」している

という意味だろうか。だとすると、「観覧」はどうかな?

アップの花と背景の白藤、撮影意図は、はっきりとわかる。

構図で勝負。写真の表現力とはこうありたい。


「佳作」

甲斐和恵さん

「何が見える?」

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選評

撮影中の人をユニークなアングルで撮った。

仲間でないと、なかなかこの角度は狙えない。

パークらしさもバッチリ。

「何が見える?」はどうか。「私のアングル」では?


「佳作」

佐藤由起子さん

「藤girl お出迎え」

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選評

白藤の輪郭がおもしろい。

なぜか鶏の横向きの姿にも見える。

青空の色が藤のカタチを引き立たせていて見事。

タイトルは、作者のつぶやきの範囲。

鑑賞者の共感を得るようなネーミングを。


「佳作」

奥村花子さん

「共演」

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選評

しっかり構図を考えた折り目正しい作品。

人も多く、そうとうににぎやかな園内だったが、

その一部を申し分なく切り取って作画をした。

上位を狙うには、多少のアクセントが必要。

タイトルは納得できる。「花組共演」とすると、

〝おすまし感〟が幾分和らぐか。


「佳作」

みなき まゆみさん

花日共演inあしかがフラワーパーク」

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選評

花(アリウム)をロウアングルで撮った意欲作。

この花は、この角度、この距離で撮ると、

かならずしも可愛くない姿になることがわかる。

ユニークなアングルを試すなら、

左下から突き出している葉はカットしたいし、

背景の白藤の下の部分の暗部も除きたい。

タイトルは意味がわからないし、長すぎる。


その他の応募作品


永野幸枝さん

足利沖藤浪頭(あしかがおきふじなみがしら)

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選評

狙いはよいが、佐藤作品と比べると、やや劣勢。

もう〝ひとひねり〟がほしい作画。

適正露出がむずかしいアングルを選んでしまった。

メインの部分がアンタ―気味で、

画角の端のほうに明るさが出ている。

タイトルも人形浄瑠璃の題のようでわかりにくい。


奥村春弥さん

「ハッピーバースディ!!

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選評

この日が誕生日だったのだろうか、

「おめでとう

でも、撮影意図が不明。

お母さんの「共演」と比べてみれば、

写真とは、世界の一部を自分好みに

切り取る技能だ、ということがわかるだろう。


三奈木博文さん

「藤の橋をわたる」

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選評

たくさん撮った中から、

この写真を選んだ意図が不明。

白藤と橋の上のにぎわいが露出不足で真っ暗。

露出調整の方法がわかっている人が、

なぜこんなふうに撮るのか。

「こんな写真を撮ってはダメだよ」という警告の意味で

あえて出品したのかもしれない。ありがとう。


# by rocky-road | 2025-05-14 22:53 | 写真教室

 

ハッとして、やはり帽子をかぶって出かけよう。

2025年5月3日(土/祝)に、

下記のセミナーに、

アドバイザーとして参加させていただいた。

(ブティック アシダ 銀座店)

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《健康をカタチにする身だしなみセミナー》

「帽子で、いっそう輝く身だしなみ。」

――周囲がハット!! リボンとの相性、かぶり方、髪型――

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このセミナーへの初参加以来、

17年目になるだろうか。

ファッション関係でもない一介の文学士の分際で、

少なからずの女性が、

ブティックやスポーツウェア店で試着をする一部始終、

ときには、サロンやフロア、研修室で

身だしなみに関して学ぶ様子を

至近距離で17年余り見学できる人間など、

この銀河系のどこへ行っても、存在しないはずである。

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17年目の5月3日は、帽子と衣服とのコーディネート論。

当日、赤羽から、会場の銀座に向かう道中、

街や車内の帽子事情を観察し続けた。

いわば「帽子シーズン」ではあるが、

目を引くような帽子ファッションには出会わなかった。

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野球帽(キャップ)の男女を10人前後、

登山帽型が2、3人、

中折れ型、カンカン帽型も2、3人

……というところが、おおざっぱな観察データである。

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見かけた帽子派のほとんどが、

習慣的に、あるいは日除けにかぶっているように見受けられ、

どう見直しても、

ルックスやおしゃれを考えての着用とは思えなかった。

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自分も含めて、

帽子のかぶり方を学んだ人は、そう多くはないだろう。

中学生の頃、帽子のツバを横や後ろに向けてかぶると、

先生に注意されることはあっても、

正しいかぶり方を教えてくれる人はいなかったように思う。

(軍隊は厳しかっただろうが)

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かねがね、

「衣服は自分にいちばん近い環境であり、

街の環境の一部になる」と

指摘しているが(以後「車内環境」も加えようか)、

もちろん、赤羽から銀座までの道中に出会った人たちに、

そんな意識を持つ人は皆無だろう。

それでも、

かぶっている分、無意識的にも、

本人には「見られている感」はあるに違いない。

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現実には、帽子を汚したり破ったり、

あえて、おかしなかぶり方をする人もいる。

美しさよりも、奇をてらうことでアピールする、

これは、ダメージジーンズが生まれる何百年も前から

ありうるハナシではなかろうか(兜を含む)。

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そしてついに、

大阪万博のキャラクター《ミャクミャクくん》に至る。

まさにキャラクター史の突然変異、

目が5つもある不思議な妖怪。

これさえも、「かわいい」と言って

かぶったり、身につけたりする人がいるから、

人間って、わか~んない!!

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帽子の歴史に関しては門外漢だが、

帽子の目的は、まずは外界からの刺激の軽減

(雨・雪、陽射し、寒さ、危険物の落下や接触からの防御、

そして、他者の視線からの隠ぺい)というところだろうか。

そこから始まって、

地位やチームのシンボル、仲間との連帯感の強化などへと

発展していったのではないか。

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おしゃれ論として言えば、

帽子をかぶると、その分、視線を集める度合が増し、

したがって、〝見られている感〟は強くなる。

ただし、この論では、〝その分〟という点が大事。

「帽子をかぶっている人は、みんなおしゃれ?

そんなことないでしょ!!

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そのとおり。

それでも、帽子をかぶる習慣がない人よりも、

かぶる習慣がある人のほうが、

〝その分〟、〝見られている感〟は強いはず。

(仮定の話なのでエビデンスなし)

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「じゃあ聞くけど、帽子をかぶらない人は、

おしゃれではない、っていうワケ?」

そういうツッコミは見当はずれ。

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帽子をかぶらない人同士でも、

その〝おしゃれ度〟は天と地ほどの差がある。

同様に、帽子をかぶる習慣の人同士の〝おしゃれ度〟にも

天と地ほどの差がある。

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そうではあるが、

無作為抽出によって選んだ

帽子習慣「あり」100人と、

帽子習慣「なし」100人とを比べた場合、

〝おしゃれ度〟、健康寿命度などなどにおいて、

なんらかの差が出るはずである。 

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とはいえ、〝おしゃれ度〟の選考基準は

100人100様だろうから、

調査が実現する可能性は低い。

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ならば、

こんな例はどうだろう。

かつて東京タワーの敷地は、

東京でもパッとしないところだった。

しかし、背の高いものに視線が集まり、

いまでは、人の集まるにぎやかな地域になった。

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……とくれば、東京スカイツリーもしかり。

コイノボリも、花火も、シャボン玉もしかり。

そこで言ってしまおう。

「帽子とは、頭に、数ミリから数十ミリの

スカイツリーを立てることである。

そして、少なくとも1ミリ以上は

人の視線を集めることになる」と。

(視線の数値単位不詳)

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こうして集まる視線は、

自分の存在感を高めるほうに働く。

ただし、「ボーっとかぶってんじゃねーよ」である。

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自分の若さと美しさ、

健康とアイデンティティを強化し、

自分と社会の環境向上に貢献していることを

強く意識することである。

できれば、口ずさんでもいい。

 屋根より高~い わがプライドォ 」(字余り)

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さあ、あしたも帽子をかぶろう。

老化と気力・体力などなどの

低下防止のためにも。

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# by rocky-road | 2025-05-07 23:40 | 身だしなみセミナー

 

「輪読」で理解と記憶が深まる理由。

2021年6月6日から始まった『ライフデザインブック』の

輪読会は、この4月12日で11回を数えた。

13年かけてまとめられた書物が、

輪読会形式で、いまも読み継がれているのは喜ばしい。

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何度も言うことだが、

職種別の、あるべき「ライフスタイル」を示す本は

世界にそう多くはない。

いわゆるマニュアルではなく、

スキル以前の考え方、

まさに個々人の「ライフスタイル」(生き方、価値観など)を

問う書物である。

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もしも、

『公務員のためのライフデザインブック』

『自衛官のためのライフデザインブック』

『テレビタレントのためのライフデザインブック』

『演歌歌手のためのライフデザインブック』

『マスメディア関係者のためのライフデザインブック』

『リサイクルショップ経営者のためのライフデザインブック』

などなどがあったら、

個人も社会も、いまより数倍はハッピーになることだろう。

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いま、出版界は不況の時代といわれるが、

「ライフデザインブック」だけは、

その名のとおり「ブック」である必要がある。

ページを折ったり、マーカーでシルシをつけたり、

そして、数人で輪読をするという利用法によってこそ、

行動に結びつく情報となる。

人類は、この先も活字離れを続けることはなく、

いずれは、そのリスクの大きさに気がついて

Uターンするときがくるはずである。

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文字は、黙読と音読とでは、脳への刺激、

言い換えれば、情報の残存率が異なるように、

1人読みと輪読とでも、

認知レベルが異なる。

自分で書いた文章が、

音読することで完成度が高まるのも、同じ理屈である。

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脳科学者は言う。

「本を読むと、

その情報が自分の脳内に入ってくるのではなく、

その刺激がトリガー(引き金)となって、

脳内の記憶が引き出され、新規の思考が体系化される。

『理解する』とは、

外部からの刺激によって引き出された

もともとは自分の記憶を材料にして

脳内で新しいプログラムを組み立てる状態を指す」と。

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これを私は、こう意訳して理解している。

「手持ちの小麦粉と、新しく入荷した小麦粉をブレンドして

パンの新製品を作ること。新製品として売り出すと同時に、

保存もして(記憶して)、次の新しい小麦粉の入荷に備える、

それが『理解すること』であり、『思考を深めること』である」と。

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建築工学や脳のメカニズムの本を読んでも

さっぱりわからないのは、

字は読めても、関連する手持ちの記憶がないから、

処理しようがない、つまり理解できないのである。

(この仕組みは、糖質をはじめ、取り込んだ栄養素を

代謝するインスリンの役割を思わせる。

インスリンの分泌が少ないと、

栄養素を取り込めない=情報の場合、理解できない)

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輪読会の話に戻ろう。

1冊の本を、いろいろの人が輪読すると、

その刺激が、いろいろの記憶を引き出すことになる。

読む人の音量、速さ、国語の正確さや理解度などの個人差が、

バリエーションの多い刺激となって、

脳内にある膨大な記憶の中から

より多くの情報を引き出してくれる。

そのプロセスによって認知度が高まる。

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60年以上前の学生時代に輪読した

『平家物語』の一部を、いまも暗誦しているのは、

それだけ認知度が深かったからであろう。

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祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」

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そして、ポール・ベルレーヌの『落ち葉』

Chanson d'automne 上田 敏訳)も。

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Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessent mon cœur
D'une langueur
Monotone.

(秋の日の ヴィオロンの
ため息の 身にしみて、
ひたぶるに うら悲し……)

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今回の輪読会では、次の4項目を読んだ。

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*「特定保健指導にかかわる栄養士が

理解しておきたい基礎知識とはどういうものか。」

(p70~71)

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*「栄養士としての特性を活かしてマスメディアで

働きたいと思ったとき、どんな分野を考えればよいか。」

  (p126~127)

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*「栄養士がマスメディアで『食や健康に関する仕事を

したい』と思ったらどんなアクションがあるか。」

(p128~129)

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*「食育活動を活発化させるための企画や活動を

 求められたら、どう対応するか。」

 (p48~49)

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オプションとして、

『文藝春秋』 2025年3月号のエッセイ欄(古風堂々)に載った

藤原正彦氏(作家・数学者)の「ユーモアさえあれば」と、

『WILL』 2025年5月号の「著者を訪ねて」欄の

『地名の魔力』を読んだ。

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藤原氏のエッセイは、イギリス人、ドイツ人、フランス人の

ユーモア感覚について、

体験に基づいて語っているのがおもしろかった。

イギリスの数学者に「英国紳士の最重要条件は?」と

尋ねたら、ちょっと考えてから「ユーモア」と答えたという。

言われてみて気がつくのは、

「日本は世界に冠たるユーモア大国である」と断言している点。

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古くから落語、漫才、狂言があるし、

講談や歌舞伎にもユーモア満載。

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さらに、源氏物語や今昔物語にもユーモア描写があり、

さらに、おもしろい絵画も浮世絵もある。

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なるほど、平安時代に始まる鳥獣戯画は

現代のアニメにもつながる漫画のルーツでもある。

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「地名の魔力」には、

「神戸」(こうべ)の読み方は

地域によっていろいろで、

「こうど」や「かんど」「じんご」「かど」などがあるという。

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そのルーツは、

神社を支える税(租庸調)を扱う家柄だとか。

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さて、あれやこれやの音読体験の記憶は

30年後、50年後の、みなさんの脳裏に

どれくらい残存しているだろうか。

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いや、そういう問いかけは野暮で、

それらの体験から、

どういう行動、どういうライフスタイルを

導き出すのだろうか、と問うべきである。

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# by rocky-road | 2025-04-20 22:22 | 輪読会

 

私のサロンにいらっしゃいませんか。

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3月29日に行なわれた

食ジム「食ジム」第139回

「料理教室などを『サロン』としての楽しい場にするには、

講師にはどんなアクションが求められるか。」

いろいろと考えることの多い話し合いであった。

(開港記念会館 座長/甲斐和恵さん

アドバイザー 影山なお子さん 大橋)

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進行のプロットは、以下のとおり。

1.「街の教室」参加体験。(お茶、お花、お料理、語学、書道、

ピアノ、楽器、合唱、ソロバン、絵画、その他)に参加した

ときの記憶に残る、あの場面、講師の言動、雰囲気など。

2.料理教室(その他)に参加して「習う・学ぶ」ことのほかに、

そこで得られたこと、人との出会い――あれやこれや。

3.料理教室その他の教室を「サロン」としての楽しい場にする

ことには、どんな意味があるのだろうか。

(受講者として運営者・講師として)

4.料理教室を「サロン」として楽しい場にするための

アクションプランをあげてみると……

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まず、「サロン」とは何か。

進行プロットには、こう示された。

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「*「サロン」とは「客間、応接室、応接セット 

上流階級が催す社交的な集まり 社交界(の人々) 

室、店 喫茶店、パーラー 定期的な美術展、見本市 

ホテル・客船などの談話室 

美容や飲食などの接客を主とする業種・店舗」 (広辞苑 第七版)

*ここでいう「サロン」とは、一定の方向性やテーマのある会話を楽しむ場のこと。」

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「サロン」のルーツはイタリア発祥、フランス経由のコトバらしいが、

今日の日本では、上記のように喫茶店から美容院、

最近では、日焼けサロンやネールサロンなども、そう名乗っている。

ちなみに、インドネシアでは、腰に巻く衣類や、ガムラン音楽の楽器を指す。


ともあれ、もともとは「客間」を指していたものが、

上流階級の、おもに女性の集まりになったり、

さらに芸術家の集まりとなったり、

ヨーロッパでも、いろいろのカタチに変貌したらしい。

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これらを踏まえて、こんな解釈をすればいいのだろう。

「形式にとらわれず、しかし、一定の方向性をもった

生産性のある懇談(打ち解けた話し合い)の場」


雑談や井戸端会議のように、

各自が思い思いの発言をするのではなく、

暗黙の目的に向けて話題をつなぎ、発展させる。

同時進行で、〝和やかさ〟の隠し味にも気を配る。

……かなり難度の高い話力だが、

日本人なら、きっとできる。

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「食ジム」139回でこのテーマを選んだ目的は、

食関係者が担当することが多い料理教室、健康教室、

食育イベントなどの講師が、

ともすれば上から目線の話し方になったり、

カタくなりすぎたり、教えることに精いっぱいになりすぎたりする傾向があるので、

その点に気をつけよう、という点である。

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楽しい食生活、健康生活のすすめの話が、

そんなに〝シャッチョコバッテ〟どうするか、

ということである。

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その原因は、1にも2にも準備性のなさ。

料理にしろ、お茶にしろ、お花にしろ、

かつては「花嫁修業」の要素が多かったので、

先生側には〝しつける〟という自負があった。

その伝統は、いまも尾を引いている。

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それに、〝教える〟という行為と

〝和やかな話し合い〟という目的とは

共存しにくいところがある。

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「食ジム」参加者には、

ご自身の〝習い事体験〟を語っていただいたが、

いろいろと〝訳アリ事例〟があげられた。

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*チェーン展開で人気の料理教室に通っていたけれど、

 先生が「教えること」に手一杯でおもしろみがなかったからすぐにやめた。

*先生が有名なことで知られている料理教室。

 実際にはお弟子さんが教えており、

 その有名な先生は、

 「最初と最後にしか来ない」というスタイルだったのでやめた。

*「字をきれいに書きたい」と思い、どこででも学べるという

  書道教室に通ったけれど、先生が厳しいうえ、毎回課題があり、

  その課題を提出しなくてはならないというプレッシャーからやめた。

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こういう歴史をいったん清算して、

民間の各種教室では、

「サロン」としての雰囲気づくりをすべきではないか、

これを日本中に広めていけないものだろうか。

それが今回の食ジムのコンセプトである。

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そして、「食ジム」は、まさに〝サロン型話し合い〟の

トレーニングジムにほかならない。

このスキルに天井はない。

パルマローザ発で、

「新型サロン」を広めようではないか。

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さて、ここからは次の話に移る。

このブログ「ロッキーロード」は

2008年にスタートして17年が経った、と指摘していただいた。

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雑誌での連載は何年も続けてきたが、

ブログの経験はなかったので、

文体がわからず戸惑った。

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いろいろのブログをのぞいてみたが、

まさに「日記」そのもので、日常の「あったこと」

(「どこどこで、こんな料理を食べておいしかった」

「飼っているペットが熱を出して心配」など)を

ただ書き出すだけのものであった。

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社会の共有財産としての文章と、

私的な日記とは、目的も話題も文体も違う。

いまはどうなっているのかと思って

ネットで検索してみると、

「テンプレート」(型紙)などが用意されていて、

それに従って書く方法なども示されていた。

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よい時代だが、

自分の文章は型紙があってもまとめられない。

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感性や思想のパターンは、

「万」や「億」の単位を超えるし、

そもそも「どう思うか」「だから〇〇だ」という着地点を

イメージできない人には、

文章はまとめられない。

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それでも、始めたい人は少なくない。

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食ジムが〝サロン〟のトレーニングジムであるように、

ブログは、社会の情報環境となる文章の語り口と

思想を強化するトレーニングジムとなるはずである。

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# by rocky-road | 2025-04-05 22:53 | 「食ジム」

 

あなたは、どんな「食の地図」をお使いですか。

「ひろしま コミュニケーション教室」の第5回が終わった。

2025年3月16日 広島県廿日市市中央市民センター)

主催者は、高藤法子さん。(202311月スタート)

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前身である「コミュニケーション研究会 ひろしま」

2014年発足)のシリーズが終わったあと、

高藤さんが新たに立ち上げた勉強会である。


今回のテーマは次の2つ。

1.「あの人の話はおもしろい」と言われる話力――7つのポイント。

2.「食の地図」―― 四群点数法をわかりやすく伝えるには。

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このうち、「食の地図」について書いておこう。

広島行きの前、元の職場である「女子栄養大学」で

開催された、主催者が異なる勉強会とイベントに、

計2回参加した。

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このとき、数人の講師の講話を聞いて実感したのは、

かつて授業や出版物で普及を図った「四群点数法」が

いまや置き去りにされつつある、という現実である。

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『栄養と料理』でも、書籍でも、

四群点数法を正面からとりあげることはなさそうである。

1960~1970年代に、

これの普及に関わった者には

現在の状況は「危機」と感じられ、

大学の首脳部に訴えたが、

すでに、この立場の人にして、

関心のうすいテーマになっているようであった。

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それどころか、

「いまは調理済み食品をする人が多くなっているので、

『食事バランスガイド』のほうがよいのではないか」

とまで言ってくれた。

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女子栄養大学の創設者であり、

四群点数法の考案者の香川 綾先生のアイディアも、

その子息には受け継がれない現実を

直視する結果となった。

第三者ながら、

綾先生の業績を高く評価する1人として、

生きている限り、支持、普及を考えたいと強く思った。

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だからと言って、

「四群点数法」という〝ブランド〟を守ろう、

というのが私の主張ではなく、

より精度の高い「食の地図」を持って歩いたほうが

人々は、道に迷わないのではないか、

というのが私の本意である。

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ところで、「食の地図」には、

現在、どんなものが存在しているか。

「三色食品群」「六つの基礎食品」「四群点数法」

「食事バランスガイド」

まずは、この4つが思い浮かぶ。

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ほかにも「まごわやさしい」や「130食品」があるが、

量や頻度の目安がないこれらのものは、

「地図」と見るのはムリである。

いずれにしろ、

各人が、使いやすいものを使えばよい。

どんなものでも、ないよりは、あったほうがよい。

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とは言え、現実には、

地図の存在を知らない人や、

知っていても利用しない人があまりにも多い。

その理由を、広島のテキストにはピックアップした。

ここでは詳細を省くが、

日本人に限っていえば、

地図がなくても、そこそこ健康にやっていける、

いや、世界一の長寿国になってしまう。

それも事実ではある。

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それでも、地図を利用したほうが、

個々人の心身の活性を保つために、

利点が多い。

栄養学の範囲を超えて、

生きがい、モチベーションなど

精神面の利点にも着目する必要がある。

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この点については後述するが、

まず、「食の地図」を選ぶうえでの私のポイントは、

食品の栄養学的特徴が大別されているかどうか、

という点に加えて、

「量」のコントロールができるかどうか、という点。

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この基準で言えば、

熱量点数でコントロールができる

「六つの基礎食品」と「四群点数法」が好ましい。

実際の地図に例えれば、

これらは何丁目何番地まで示されていて

迷うことは少ない。

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これに対して、「食事バランスガイド」は、

食材の1つ1つの特性を見ることなく、

器や皿の数でカウントする。

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つまり、東京都文京区春日、

大阪市浪速区幸町までは示すが、

何丁目何番地までは示さない地図である。

これでは、目的地にたどり着くのに時間がかかる。

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食の地図の有用性に理解がうすい人は

とかく「調理済み食品を使う人が多い時代だから」

「独身男性だから」などと言って、

個々の食材の質や量を軽視する傾向がある。

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しかし、これは困った思い込みで、

調理をしようがしまいが、

卵を11個は確保すること、

牛乳をコップ1杯は飲むこと、

魚や肉のおかずを2~3皿食べること、

野菜を350グラムとること……

などなどを知って実行することは、

けっして生活のリズムを乱すことにはならない。

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食後に歯を磨く、

毎月第1木曜日に美容院(理髪店)に行く、

通学や通勤には遅刻をしない、

赤信号では止まる、定刻にニュースを見る、

月に1度はカツカレーを食べる、

ひいきのチームを応援する……

そういう定番を実行することは、

「健康の歩き方」としてマイナスにはならない。

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これに対して、

食事時刻が定まらない、

食べる料理がワンパターン傾向、

食事中、同席の人とコトバを交わさない、

スマホに夢中になっていて、駅で降りるのが遅れたり

駅を乗り過ごしたり……

こういうタイプは、認知症リスクが大きいはず。

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「食の地図」は、

生きるモチベーション、

生活のルーティンとしての意味がある。

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「調理をしないから」と言って

何をどれだけ食べればよいかを考えずに生きている者は、

まさに「ボーっと生きてんじゃね―よ! 」である。

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近年感じるのは、

栄養学の基礎は、ほぼ目的地にたどり着いた、という点。

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もちろん、その普及や活用は続けなければならないが、

実は、栄養学には「心の栄養」補給の役割もある、

という点に、新たに着目すべきである。

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「食の地図」は、

まさに「心の栄養補給」の地図としても存在意義がある。

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「今晩、どういう食事をするか」

それを考えること、それこそが「心の栄養補給」である。

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その詳細は、このページでも

取りあげていきたいと思っている。

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# by rocky-road | 2025-03-30 22:54 | 「食のものさし」