4月29日写真教室 フォトコンテスト 選外作品選評。

以下に、残念ながら選外となった作品をご紹介して、

作品評をお伝えします。

次の作品へのステップにしてください。  (敬称略)

選者評/大橋禄郎

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初夏の道しるべ。

佐藤由起子

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選評

作品化へのアプローチがわかっているショット。

が、絵をつくりすぎていて、構図も類型的。

臨場感を伝えるには、人とか「初夏」とか、

ポイントとなるものに迫ろう。

輪郭の樹木の重さから「初夏」を感じられるだろうか。




鯉のぼりへの思いを国旗にも。

深津 惠子

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選評

おもしろいところを狙ったが、

少し散らばりすぎて、何を狙ったかがわかりにくい。

タイトルで説明しているが、少年の表情からは

「思い」が伝わってこない。



踊るDNA

奥村 花子

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選評

絵がバラバラで、だれが、どこで、

どう踊っているかがわかりにくく、

撮影者の意図が伝わらない。

遠くから漫然と撮ると、こういうまとまりの悪い絵になる。

「DNA」の意味も、ますますわからない。



「おいしいけど……??」

岩田 博美

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選評

子供や小動物をこの位置から撮ると、

表情も写せないし、かわいらしさもとらえられない。

自分も、しゃがみ込んで、顔をしっかりキャッチしょう。

タイトルは意味シン。カラシか虫でも入っていた?



汽笛が鳴るとき。
髙橋 寿江

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選評

基本中の基本。手前の花をここまでボカしてはいけない。

むしろ、花畑をメインにして、

向こうの客船は少しボケたほうが、遠近感が出る。

少し離れたところからワイドで花にピントを合わせて撮れば、

狙いどおりの構図で撮れたはず。

タイトルも、絵柄との一体感に欠ける。



木陰でひと休み。

山同 紀子

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【選評】

これも、横着して、子供の目線まで

カメラを下げなかったために、まさに上から目線の、

かわいらしさが伝わらない作品になった。

手前の子の背中、うしろの人の足など、

視界の「切り取り」がはっきりせず、「絵作り」ができていない。

タイトルの「木陰」も感じられない。



ふたごのひなたぼっこ。

つのだ みほ

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【選評】

撮影意図がわかりにくい作品。

上から下がっている何かが被写体なのか。

電灯なのかホンモノのくだものなのか。

どちらにしても「だからどうした?」という距離。

かわいかったのか、おいしそうに見えたのか、

遠すぎで、撮影意図が伝わらない。



港の特等席

大森 有里

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【選評】

狙いとしては悪くない。入選作に「抜かれた」だけで、

決定的な欠点はない。

とは言え、子供には、やはり表情か、おもしろい格好がほしい。

「特等席」にしては、船の全体が見える位置でもないし、

やや暗くて、淋し気ではない?



「花海」の船

奥村春弥

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【選評】

狙いは悪くない。「花海」の意味もよくわかる。

「汽笛がなるとき。」の作者に

参考にしていただきたいアングルでもある。

ただ、いかにも絵がアンダー(露出不足ぎみ)で暗い。

船をさえぎる電柱を外す位置はなかったのだろうか。


by rocky-road | 2023-05-17 23:32 | 写真教室  

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