自然の真っただ中のわ・た・し。
パルマローザが開催する
動物園での撮影会は
2006年6月に続いて2回目である。
「栄養士・健康支援者のための
動物園の楽しみ方」セミナーで撮影した集合写真。
撮影 米澤 須美さん
http://palmarosa.exblog.jp/3228005/
栄養士のネットワークが
なぜ動物の撮影会なのか。
理由をあげればきりがないが、
ポイントを1つに絞れば、
自然に目を向けることは、
モノを認知する能力を高める、
ということになる。
飼育されている動物を「自然」と見るのは
甘くないか、と思う人がいるだろうが、
どんなに人為が及んでも、
動物の存在や行動には
自然がぎっしり詰まっている。
いや、人間の中にも自然は生きている。
そういう言い方は不適当で、
人間も動物も依然として自然そのものである。
宇宙ステーションにいようが、
満員の地下鉄の中でスマホに見入っていようが、
それが自然の一部としての人間である。
昔から、学識の高い人の文章を読んでいて、
「人間は動物と違ってコトバを持っている」
「人間のような高等な動物は……」
「動物に心があるか」
などのフレーズに出会うと、
にわかにシラケてしまう。
その論者の学識というよりも
洞察力の貧弱さに失望するのである。
動物と人間との間に線を引き過ぎる。
むしろ、生物と人間との連続性を認識するのが楽しい。
動物には心もあるし、コトバもある。
地球上のあらゆる職業は人間を相手にしているが、
健康支援者ともなれば、
直接的に人間を相手にしている。
そういう職業の人が、
動物を観察することは、
人間を知り、自然を知るよい機会。
人を見る目を養う、
人の動きを推測するには、
動物を1日中でも見ていれば
超強化トレーニングとなる。
今回は、横浜の小さな動物園が撮影地。
気を散らすことなく、
ゆっくり自然と対話ができた。
しめくくりには、
はからずも
夜景の撮り方レッスンをすることにもなった。
by rocky-road | 2017-11-13 23:39