本家の「栄養バランス」事情。



b0141773_16081603.jpg

「栄養のバランス」とは、

なにをもって評価するか、

この点については、

自分のセミナーのときには

確認ポイントとしてしばしば話題にしている。

栄養士は、クライアントに対して

「栄養バランスに気をつけて」といえば、

責務を果たしたような気になるが、

なにをもって「バランスがとれている」といえるのか、

指導している本人がわかっていない場合が多い。

b0141773_00224324.jpg

ところが、

かつて編集にかかわっていた雑誌の最新号を見ると、

この雑誌も、栄養のバランスを

わざわざあいまいにしているのである。

「栄養バランスごはん」という特集を組みながら、

「ごはんは茶わん1杯」

「肉や魚は片手くらい」と、

1食分の目安量しか示していない。

b0141773_00212262.jpg
b0141773_00205015.jpg

毎号、巻末のページで

「四群点数法」を解説しているのに、

どのページも、それにはノータッチ。

もはや「四群点数法」はお飾りになってしまった。

b0141773_00213220.jpg
b0141773_00200820.jpg
b0141773_00214046.jpg

この大学の創設者であり、

「四群点数法」の考案者である

香川 綾先生から数えて3代目ともなると、

あの画期的な「食の地図」を

継承しようという意欲を持つ者もいなくなる、ということか。

b0141773_00203579.jpg

文化や文明には停滞や後退はよくあることとはいえ、

食事の指針というものが、

こうも普及しないものかと、慨嘆する。

先進国の多くは、国民の健康を考えて

なんらかのガイドラインを提示しているが、

ほとんどの場合、普及していない。

b0141773_00310305.jpg
b0141773_00211081.jpg

スマホだのカーナビだの

歩数計だのヘルスメーターだのと、

情報や体内環境をキャッチする

機器の発達はめざましいが、

毎日食べる食事の質と量に関しては、

人類はかなりアバウトにできている。

集団的管理はできても、

自己管理はできない、

それが新人類から数えて20万年間の

現実というものであろう。

b0141773_00331857.jpg

「それでも世界でトップクラスの長寿国なんだから

まあ、そうカタいこといわなくても……」

という意見もあろうが、

これが終点であるはずはなく、

これからも人生の質と量の充実の道は続く。

b0141773_00220542.jpg

つまり、人生は長引かせることが目的ではなく、

充足感を感ずる期間をより長くすることが目的である。

そう考えたとき、

1日に、なにを、どれくらい食べるか、

という食事の指針も

目的意識を自覚するうえでのモチベーションとなる。

b0141773_00221522.jpg
b0141773_00483444.jpg
b0141773_00492692.jpg
b0141773_00502281.jpg

このページにも、

「四群点数法」の群別と、目安量を掲げておこう。

b0141773_00512099.jpg
b0141773_00543442.jpg
b0141773_00571782.jpg


[PR]

by rocky-road | 2017-03-13 00:55  

<< 信仰も健康も……。 セミナーを渡る風。 >>