私の旅こそベストシーズン
この季節の京都行きは、恒例化しつつある。
今回も桜の満開にジャストタイミングだった。
東京の桜は散り始めていたので、
やや遅れたか、と案じていたが、
東京よりも京都のほうが、
やはり桜の開花は遅かった。
「桜前線」は南から北上するという予報図を
見慣れているが、実際は、あの図のようにはならない。
東京は、気象現象とは別に、
温室の中の環境温度に支配されているのである。
タイミングということでいえば、
ダイビングツアーを計画するとき、
その地域のベストシーズンはいつか、
ということが第一の問題となる。
それを狙うのは当然だが、
実際には、ベストシーズンに行っても、
「ベスト」ではないことはよくあるし、
「ワースト」と思われている時期でも、
ベストのことはよくある。
結局のところ、ベストシーズンは自分で作るしかない。
「バカの大足、間抜けの小足、ちょうどよいのはオレの足」
というコトバ遊びがあるが、
ダイビングに限らず、旅行というのは、
「オレの(わたしの)旅がイチバン」と考えるのが正解だろう。
ムリにそう思うのではなく、
なんらかの「実績」を残せばいいのである。
人との出会い、場所や味との出会い、写真、
買い物、おもしろいシーン、イベントなど、
タイミングは一種の創作である。
「4月は写真シーズン」などということはないが、
今年も4月は写真イベントが多い。
20~22日は長崎のハウステンボスと、
佐賀県の有田で、栄養士の九州勢との交流撮影会。
28日は「食ジム」で写真論のディスカッション。
翌29日は横浜で撮影会。
「食ジム」で写真論をすることについては期待がある。
写真に関する講演は珍しくはないが、
写真についてのディスカッションはあまり聞かない。
カメラ歴とその動機、どう活用しているか、
よい写真、よくない写真とはどう判断するか……。
などについて1日かけて論じ合う、
そういう例を「よくあること」という人はいないだろう。
写真のように非言語メディアも、
言語を添えることで、より記号としてのインパクトが増す。
「よい写真」を、コトバで説明しようとすることで
より高いレベルへのプロセスを見つけられるようになる。
「あとピン」「ソフトフォーカス」「フレーミング」
「半絞りオーバー」などの写真用語の理解は措く(おく)としても、
「シンメトリー」「遠近感」「テーマが分散」「よくあるモチーフ」
程度のボキャブラリーや言語表現力や理解力の有無は、
「よい写真」を理解すること、それを生かすことを
大きく左右する。
映像をコトバで語るおもしろさを
「食ジム」で体験してみたいと思う。
世界中の健康支援者で、
こんなディスカッションを楽しむ人たちが
果たしているのだろうか。
★大橋 禄郎先生による講座開催のお知らせ★
①4月20日~22日。
4年ぶりの九州撮影会!
長崎県ハウステンボス、佐賀県有田で開催します。
単発でのご参加も歓迎します。
■参加費:10,000円(ランチ代、ハウステンボス入場代など別途)
②4月28日(日)
第13回「食ジム」。
テーマは、「健康をカタチにする写真力・コミュニケーション力強化 大公開」。
司会進行は、大橋禄郎先生。
ご参加ご希望の方は、デジタルカメラをご持参ください。
■参加費:10,000円(ランチ代別途)
③4月29日(祝日/月)
パルマローザセミナー「栄養士・健康支援者のための写真教室」
■集合場所/時間:横浜山下公園氷川丸前 10時30分
■参加費:6,000円(ランチ代別途)
上記セミナーご参加ご希望の方は、
影山なお子までその旨お知らせください。
palmarosa@yours.biglobe.ne.jp
by rocky-road | 2013-04-06 22:37