オープン戦の意味。
去る3月6日に行なわれた「健康支援者のためのリーダーシップゼミナール」で、
グループディスカッションを行なったことについては、
影山なお子さんのプログ「スタンバイスマイル」で紹介されていた。
このときのグループディスカッションは、
スポーツでいえば練習試合のようなもので、
今後の社会生活に大いに役立つものと思われる。
いま現在、世界中でいろいろの規模の会議が行なわれているだろうが、
会議という名がつかなくても、自然発生的に会議が始まることもある。
事故や事件のときの対処法、立ち話で人生や職場のあり方を論じ合ったり……。
会議には「戦場」的要素がある。
「会議とは、平和的な戦場であり、コトバによる格闘技である」と私は位置づけている。
3グループに突然課題して、「健康支援者のライフデザイン 8つのポイント」を
討議によってひねり出してもらった。
議長や進行役などをいっさい指名せず、
ぶっつけ本番でディスカッションに突入してもらう。
その顛末は影山さんのプログに譲るが、
みなさんがあげた「ライフデザインの8つのポイント」については、
欲をいえばもう少しふくらみがあってもよいと思った。
あるグループが出した8項目は以下のとおり。
1.人生の目標設定と定期的な見直し。
2.生涯現役であることの意識。
3.自分が「モデル」である意識。
4.健康行動の実践。
5.ネットワークへの参加、貢献。
6.自発的なコミュニケーションを活性化。
7.情報の発信・収集・整理。
8.タイムマネージメント。
これでもなかなかの出来映えだが、
「もっとふくらみを」といった以上、
ふくらませたものをお目にかける必要があるかもしれない。
あと出しジャンケンにほかならないが、
大橋案をあげてみよう。一部は上記と重複あり。
箇条書きの語尾の処理法についても注意していただきたい。
1.生涯現役であること想定し、スキルアップを続ける。
2.健康支援者のグループに属し、支援者としてのセンスを維持する。
3.心身の健康、アクティブな行動などに関して人々のモデルとなるように努める。
4.人のモチベーションを高めるようなコミュニケーション力を磨き続ける。
5.多くの健康支援者と交流し、支援スキルについての情報交換を行なう。
6.健康情報を楽しく正確に伝える話し方、書き方のスキルアップを続ける。
7.講演、執筆、食事相談、健康相談などの機会を増やし続ける。
8.日本人の健康、世界の人々の健康向上に貢献することを使命とする。
人によっては「誇大」と思われるかもしれないが、
地図は大きめがいい。
多かれ少なかれ、地図は世間から値切られて小さくなりがち。
だから、やや大きめがよい。
リーダーゼミは次回(4月10日)で最後になる。
ここでも会議の練習試合を行なう予定。
プロ野球を見ていても、練習試合(オープン戦)の成績は、
リーグ戦にかなり反映されるものである。
by rocky-road | 2011-03-11 12:44